【新型コロナ】黒岩知事、まん延防止解除判断は「まだ早い」 3回目接種公開でモデルナ製アピール

ワクチン接種後、取材に応じる黒岩知事=25日午後、横浜市港北区

 3月6日に期限を迎える新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置の解除について、神奈川県の黒岩祐治知事は25日、「まだ判断するのは早い」と述べた。

 「新規感染者数はある程度、減っていることは間違いないが、もうしばらく様子を見たい。感染者の動向、医療の逼迫(ひっぱく)具合をしっかり見ないといけない」と説明した。横浜市内で報道陣の取材に答えた。

 県内のコロナ病床の使用率は24日時点で約7割となっている。知事は「数字の上では第5波のときほど逼迫していないが、医療現場の声を聞くと相当逼迫している」と指摘。要因として、濃厚接触者となった医療従事者の欠勤を挙げた。

 知事はこの日、県が横浜市内に設置した大規模接種会場で3回目のワクチン(モデルナ製)を接種。モデルナ製の活用を促進しようと、接種の様子は報道陣に公開した。

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