沖縄のコロナ感染753人 前週比72人増、10歳未満が最多(2月26日朝)

 沖縄県は25日、新たに753人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。先週の同じ曜日から72人増加しており、糸数公医療技監は「感染者数はやや増加傾向が続く可能性がある」と懸念を示した。 年齢別の感染者数は10歳未満が145人と最多で、続いて10代132人、30代123人、40代103人などとなっている。

 感染などによる医療従事者の欠勤は、21重点医療機関で計235人となっており、24日から27人増加した。要因について糸数技監は「職員の子どもが通う保育所や学校で休園や学級閉鎖が増えている」と述べ、10代以下の感染が影響していると説明した。その他の病院を含めると県全体の欠勤者は347人だった。

 感染者がいる社会福祉施設は計56カ所で高齢者施設が43カ所、障がい者施設が13カ所。施設内療養は障がい者が70人と増加しており、高齢者は42人だった。

 米軍基地関係の感染者は41人だった。県は昨年にあったクラスター(感染者集団)5例を報告した。内訳はいずれも那覇市内で、保育施設と事業所が各2カ所、社会福祉施設が1カ所だった。クラスターは計514例となった。(嘉陽拓也)

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