コルベット、C8.Rのカラーリングを発表。伝統のイエローで初のWECフル参戦へ

 コルベット・レーシングは、2022年のWEC世界耐久選手権に参戦する64号車シボレー・コルベットC8.Rのカラーリングを明らかにした。

 トミー・ミルナーとニック・タンディのドライブにより、1台のC8.RをLMGTEプロクラスに送り込み、WECヘ初のフル参戦を果たすコルベット・レーシング。そのカーナンバーは『64』と発表されていたため、チームはシルバーのカラーリングを採用するものと考えられていた。これまで、63号車(IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権では3号車)はイエロー、64号車(同4号車)はシルバーとなっていたからだ。

 だが、チームがリリースしたレンダリング画像では、WECでも、IMSAでも、ともにフルシーズン参戦する車両がイエローカラーになることが確認できる。

「コルベット・レーシングは伝統がすべてだ」とミルナーはコメントしている。

「その伝統の一部は、20年以上にわたって黄色いコルベットでレースをしてきたことだ。ファンは絶対にこれを愛している。

「(開幕戦の)セブリングは、僕にとって“ホーム”のようなものだし、僕はイエローのコルベットの元へと戻る。WECでの最初のフルシーズンを始めるのには最適だ」

 シルバーのコルベットで過去2シーズンIMSAを戦った後、タンディは今季初めてイエローのコルベットに乗り込む。

「このカラーは長い間、コルベット・レーシングを象徴してきた」とタンディ。

「コルベットのオーナー、ファン、そしてライバルといった誰もが、イエローのコルベットを目にしたら、それが戦いが始まる合図であることを知っている。セブリングでこのクルマに乗ることが待ちきれない」

 2022年のWEC・LMGTEプロクラスにはこのコルベットのほか、2台のポルシェ911 RSR-19と、2台のフェラーリ488 GTE Evoという、計5台の車両がエントリーしている。

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