人材安定供給に成果 宮崎県内JA新規就農事業

JAの新規就農研修事業を活用しキュウリの施設栽培の研修を受ける日髙仁さん=国富町(撮影時のみマスクを外しています)

 宮崎県で農業人材の確保が課題となる中、施設園芸を中心に新たな担い手を育成するJAの新規就農研修事業が人材確保や移住者の定住促進に成果を上げている。先駆けとなったJA宮崎中央(宮崎市)が事業を開始した2006年度以降、21年度までにJA全体で計約350人の研修生を受け入れ、約9割が独立就農している。研修生の前職が会社員や自営業など幅広いのも特徴で、コロナ禍でも農の現場に人材を安定供給している。

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