26日(土) 午後は気温上昇 北・東日本中心に広く3月並みの暖かさ なだれ等に注意

 きょう26日(土)午後も、東・西日本を中心に広く晴れそうだ。北日本では夕方以降、一部で雷を伴って雨や雪の降る所がある見込み。
 また、午後は各地で気温が上がり、北・東日本を中心に3月~4月上旬並みの暖かさとなりそうだ。積雪の多い地域では、なだれや屋根からの落雪等に一層注意が必要となる。

26日(土) 午後も東・西日本は晴れて乾燥続く 北日本は雨や雪の所も

 きょう26日(土)の日本付近は東・西日本を中心に高気圧に覆われ、冬型の気圧配置が緩んでいる。
 午前11時現在、北日本の一部で雪や雨が降っているが、そのほかは広く晴れている。

 午後も、東・西日本では広く晴れる見込み。太平洋側の地域を中心に広く乾燥注意報が発表されており、火の取り扱いに注意が必要だ。
 一方、北日本では夕方以降、日本海側の地域を中心に、一部で雷を伴って雨や雪の降る所がありそうだ。強風や高波にも注意が必要。

午後は気温上昇 北・東日本中心に広く春の陽気 札幌は4月上旬並みの暖かさに

 朝は氷点下の冷え込みとなった所も多かったが、午後は上空にこの時期としては暖かい空気が流れ込み、気温が上昇する見込み。
 昼間の気温は全国的に前日より高く、西日本や沖縄では広くこの時期らしい気温になる予想だ。一方、東日本の各地は3月中旬から3月下旬並み、北日本では広く3月下旬から4月上旬並みの暖かさとなる見込み。花粉の飛散量が多くなる可能性があるため、花粉症の方は気をつけていただきたい。
 また、記録的な大雪となった札幌でも8℃まで気温が上がり、4月上旬並みの暖かさとなる予想だ。積雪の多い地域では雪解けが進むおそれがあり、なだれ等の災害に一層注意が必要となる。

積雪の多い地域 なだれ・屋根からの落雪・除雪作業中の事故等に注意

 これまでの大雪で、積雪の深さは広く平年の1.5~2倍となっており、平年の3倍を超えている所もある。
 午前11時現在、日本海側の地域を中心に広くなだれ注意報が発表されている。斜面に割れ目が見られる・雪庇がある・コロコロとした雪の塊が落ちてくる等なだれの前兆現象がある場所や、過去になだれが発生したことのある場所では特に注意が必要だ。なだれの他にも、屋根などからの落雪、雪下ろし作業中の転落事故等にも気をつける必要がある。
 また、気温の上がり方によっては、路面状況が悪化したり、融雪による浸水や河川の増水等が発生するおそれもある。
 さらに、雨が降る場所では積もった雪が重くなり、建物への影響が出るおそれがあるため、十分注意が必要だ。

(気象予報士・宮崎由衣子)

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