何となく使っているクレジットカードや銀行口座、生活に合っている?スマホを見直すコツや注意点は

春は、お金まわりについて大きく見直すチャンス。

クレジットカードや銀行口座、スマホなど、何年も当たり前のように使い続けているサービスはありませんか? 新年度を迎える今こそ、新しい生活スタイルにあうものやお得なものをみつけて、乗り換えるいいタイミングです。

今回は、クレジットカードや銀行口座、スマホについて見直すコツや注意点についてお伝えします。


生活の変化に今使っているものは合っている?

春に向けて生活が大きく変わるシーズン。一人暮らしスタートや転勤、転職、引っ越し、子どもの進学などによって、生活スタイルに変化がある人も多いのでは?

転職によって、給与振込口座に変わることで、メインバンクから変更する必要があったり、在宅勤務が増えてスマホの使い方が変わったり、ということもあるのではないでしょうか。

さまざまなサービスやプランを、自分の新しい生活スタイルにあうものに見直すことで、かかる費用を抑えることにもつながります。また、お得なキャンペーンなども多く出る時期ですので、ぜひチェックしてみましょう。

クレジットカードは要不要を見極め、ポイントサイトもチェック

クレジットカードは何枚ありますか? 「以前はよく使っていたけれど、そういえば最近はほとんど使っていない」というカードはないでしょうか。

「あまり使わないクレジットカードの年会費がずっと引き落とされていた」ということもあるかもしれません。最近は、銀行の通帳を確認する機会も減っていると思いますし、日々届くメールをしっかり見ていなければ、年会費の支払いに気づかない可能性があります。今一度、持っているクレジットカードをチェックして、使う頻度やお得度を考えて、要不要を見極めましょう。

カードの枚数がたくさんあると、引き落とし額が分散されて、たくさんお金を使っても実感がなくなっていってしまうので要注意。クレジットカードは必要最低限の枚数に絞るのがコツです。

春の季節は入会キャンペーンも多いですし、これまで使っていたカードのサービスが改悪になるなどで、「何か他のカードに乗り換えたいな」と思っている人は、気になるカード会社のサイトを見てみましょう。また、「モッピー」や「ハピタス」などのポイントサイトで、数千ポイントがつくなど、お得な入会キャンペーンがあることも。春こそ、そんなキャンペーンが増える時期ですので、チェックしどきです。

手数料がよりかかる時代! 銀行口座の見直しも忘れずに

銀行口座も、まさに春に見直すタイミングです。もう十数年も同じ銀行口座を使っているという人もいるかもしれません。

ですが、今後、紙の通帳を持っているだけ、もしくは口座を持っているだけで手数料がどんどんかかる時代になっていきそうです。銀行口座の保有数が多すぎると、手数料が導入される予定など把握しきれない可能性がありますので、クレジットカードと同様、増やしすぎないことが大切です。

また、銀行口座が一つだけ、という人も要注意。生活口座と、貯蓄専用口座をしっかり分けないと、貯蓄がうまく進みにくいからです。新たに口座を作るには、キャンペーンが増える春の季節は要チェックです。

例えば、住信SBIネット銀行では、2月28日までに新規口座開設を行い、3月31日までに開設した対象支店の口座をPayPayに登録し、3月31までに開設した対象支店で2万円以上の給与を受け取ると、「現金500円(PayPayへの口座登録)+2500円(2万円以上の給与受取)」をもらえます。

また、イオン銀行では、クレジットカードと一体型のイオンカードセレクトにWEBから入会し、条件を満たすと最大で11000 WAON POINTがもらえます(申込期間は5月10日まで)。

そして、さらに要注意なのが、今後紙の通帳を持っていると、手数料がかかるケースも出てくること。そのため、紙の通帳をなくすWEB通帳(インターネット通帳など、いい方は様々)を検討するのも手です。

例えば、三菱UFJ銀行では、紙の通帳からインターネット通帳(Eco通帳)に切り替えると、先着20万人に1000円がもれなくもらえるキャンペーンもあります(5月31日まで)。「そのうち切り替えようかな」と思っている人は、キャンペーンがある今はチャンスかもしれません。

スマホは店頭にいって期間限定キャンペーン確認も

スマホも、春の時期にキャンペーンを行っていることがよくあります。

筆者も先日、子どもが進学するにあたってスマホを見にいったのですが、格安スマホや格安SIMだけでなく、大手キャリアのスマホでも大きなキャンペーンを行っていて、期間限定で端末代やプランで、非常に安いものを取り扱っているところがありました。

家電量販店なら、複数のキャリアや格安SIMの窓口が並んでいますので、いろいろ見比べてみることもいいと思います。ネットには出ていない、店頭だけのオリジナルキャンペーンに出あえるかもしれません。

また、部署異動や転職などによって、出社スタイルから在宅勤務に変わったり、またその逆もあったりすることでしょう。スマホのプランや契約データ容量を見直すことで、料金を下げるいいタイミングだと思います。

ただしお得だと思って飛びつかず、しっかり吟味

これらのキャンペーンは、ものすごくお得に見えるものもありますが、実は細かい条件があるケースも多いので十分気をつけてください。

スマホなら、有料オプション加入が条件だったり(最初の2、3カ月は無料でも、それを超えると料金がかかる)、クレジットカードも入会特典は魅力でも、年会費が高かったりということもよくあることです。

契約時に、例えば「このオプションは半年無料ですが、それ以降は有料になります。使わなかったら解約してくださいね」と店頭で言われるケースもありますが、「はいはい」と聞いていても、家に帰るとすっかり忘れがち。スケジュール帳などにメモしておきたいですね。

また、クレジットカードもスマホも銀行口座も、一度使いだすと、解約したり、乗り換えたりすることが億劫になり、長いお付き合いになるもの。よく吟味してから乗り換えるようにしましょう。

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