キャリア教育で文科大臣表彰 商工会青年部東彼杵支部に 「そのぎ茶」学ぶ授業などにも協力

表彰状を受け取る浦川支部長(右)=東彼杵町総合会館

 キャリア教育の充実や発展に尽力した全国の学校や団体などに贈られる文部科学大臣表彰に、東彼商工会青年部東彼杵支部(浦川政裕支部長)が選ばれた。
 同支部は町立東彼杵中の職場体験学習などに協力。これまで学校が各事業者と日程や内容などを調整していたが、同支部が一括して、加盟事業所の選定や企画などを請け負った。町立小2校でも、地域の特産品である「そのぎ茶」について学ぶ授業などに協力した。
 町教委によると、本年度の表彰団体のうち商工会関係の受賞は同支部だけだった。21日に町総合会館で伝達式があった。粒﨑秀人教育長は「単に仕事を紹介するだけでなく、古里や仕事への思いを語る姿に感動した」と浦川支部長に表彰状を手渡した。浦川支部長は「児童生徒の質問で、自分たちも仕事や地域を見つめ直すきっかけになった。東彼杵で働くという選択肢を子どもたちに示すきっかけになるとうれしい」と話した。


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