リバプールが10年ぶり9度目のリーグ杯優勝!PK戦11人目まで及んだチェルシーとの死闘制す

 カラバオカップ決勝が27日に行われ、チェルシーとリバプールが聖地ウェンブリー・スタジアムで激突した。

【リーグ杯決勝プレビュー】聖地ウェンブリーでチェルシーとリバプールが激突!カップを掲げるクラブは果たして…

 聖地ウェンブリーでは直近5戦勝利なしと芳しくない成績を残しているリバプール。苦手意識を振り払うために、負傷者が続出する前線の3トップはサディオ・マネがセンター、両サイドをルイス・ディアスとモハメド・サラーが務めた。攻守に高次元のプレーが飛び交うファイナルでは、ナビ・ケイタやマネが立て続けに決定機を迎えるものの、チェルシーのGKエドゥアール・メンディがファーンセーブを連発し、得点とはならない。

 後半開始直後のピンチを乗り切ったリバプールは、67分に決定機が到来する。ペナルティエリア手前の右からトレント・アレクサンダー=アーノルド浮き球のパスを送ると、マネが頭で折り返しジョエル・マティプがネットを揺らす。先制かに見えたが、直前のプレーで直接関与していなかったフィルジル・ファン・ダイクがオフサイドと判定され、ゴールは取り消しとなってしまう。

 0-0で前後半が終了した試合は延長戦に突入するものの、120分でも決着がつかず勝負の行方はPK戦に委ねられる。各国代表でもPKキッカーを務めるような選手が揃う両チームは、互いにフィールドプレーヤー10人が全員成功。そして先攻リバプールの11人目のキッカーGKクィービーン・ケレハーが落ち着いて決めると、後攻チェルシーのGKケパ・アリサバラガのシュートは枠の外に。PKスコア11-10の死闘を制したリバプールが、10年ぶり9度目のリーグカップ制覇を成し遂げた。

リバプールが10年ぶり9度目のリーグカップ制覇 Photo Marc Atkins

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