【台湾カステラ現地レポ】台北のローカル店「熹之軒古早味現烤蛋糕」で焼き立てをテイクアウト

日本でも人気の「台湾カステラ」。台湾現地では古早味蛋糕と呼ばれ、昔から親しまれてきた素朴な味わいのケーキです。今回は観光客があまり訪れない、台北のローカルなお店「熹之軒古早味現烤蛋糕」で台湾カステラ・原味(ノーマルフレーバー)をテイクアウトしてみました。ふわしゅわな食感と、素朴で飽きのこない味わいにほっとします。

台北MRT台電大樓駅近く!地元民に人気の「熹之軒古早味現烤蛋糕」

師範大学の最寄り駅でもある、台北MRT台電大樓駅。駅を出て師範大学とは反対方向に少し歩くと、台湾カステラ・古早味蛋糕のお店「熹之軒古早味現烤蛋糕(シージーシュエングーザオウェイシエンカオダンガオ)」が見えてきます。

カステラを焼くスペースと販売スペースがあるのみの、とっても小さな店舗です。両隣にはフルーツ屋さんと朝ごはん屋さんが。観光地感はほとんどない、ローカルな雰囲気です。

曜日ごとにいろいろなフレーバーが!でもタイミングが大事

筆者が同店を訪れたのは月曜日。店頭に掲げられている曜日替わりメニューを見ると、月曜日(週一)は「大理石」という文字が。いったいどんなフレーバーだろう?と思い買ってみたかったのですが、お昼過ぎに行ったにもかかわらず、お店の方に「まだ焼きあがってないよ、ごめんね」というようなことを言われてしまいました……。

こういうのんびりとした雰囲気も台湾のローカル店らしいんですが、ちょっと残念。気を取り直して、毎日販売されているという「原味(ノーマルフレーバー)」をテイクアウトしてみました。

価格は一斤(600グラム)110元(約450円)です。

ビニール袋に紙を敷いてどどんと入れられる、簡易包装。でも、自宅用ならこれで十分です。きちんとした箱が欲しい場合は、別途10元で購入できます。

ふるしゅわかつ素朴で飽きのこない味わいにほっとする

では、自宅で実食。台湾カステラ一斤はとてもひとりで食べられる量ではなく、六等分にカットするくらいがちょうどよいと思います。

ひとくちいただいてみると、まるでスポンジケーキのような、しっとりしつつもふるしゅわっと柔らかい食感です。焼きたてのよい香りとともに、飽きのこない素朴な甘さが口いっぱいに広がります。

トッピングがなにも含まれていない原味(ノーマルフレーバー)なので、素材のおいしさがより引き立つのかも。やさしい甘さにほっと癒されました。

台湾の街では、メディアに何度も取り上げられている有名店、チェーン店、ローカル店と、さまざまなお店で台湾カステラ・古早味蛋糕が販売されています。今回は地元民に親しまれているローカル店で購入しましたが、これから先もいろいろなお店の台湾カステラを現地からレポートしていこうと思っています。

熹之軒古早味現烤蛋糕

住所:台北市中正區汀州路二段333號

[All photos by Yui Imai]

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