にぎわい創出の拠点に 津波被災の集団移転地に複合施設が開業へ 仙台・若林区

震災の津波で被災し防災集団移転が行われた仙台市東部の沿岸部に、にぎわい創出の拠点として建設が進められているアクアイグニス仙台についてです。

28日に記者会見が行われ、開業日は4月21日と発表されました。

28日は、アクアイグニス仙台を運営する仙台rebornが記者会見を開き、4月21日に開業すると発表しました。

アクアイグニス仙台は、住民が集団移転した仙台市若林区の藤塚地区に建設中で、3万2490平方メートルの敷地に、温泉施設や地元農産物を販売する店舗カフェ、レストランなどが入る複合施設です。

温泉施設の建物は、災害時の避難所として活用することができます。

また、3人の有名シェフがプロデュースするレストランやカフェなど、東北初出店の5店舗が入るということです。

仙台reborn深松努社長「全国、世界中の皆さんに見ていただきたい。そこを発信地にしてあれだけやられたところがこんなに良くなったんだよというのを感じ取っていただければ幸いです」

深松社長は、仙台市内や名取市内の施設と連携して宮城の沿岸部を回遊できる仕組みを作り、にぎわいを作り出していければと話していました。

© 株式会社東日本放送