東海ラジオ『大澤広樹のドラゴンズステーション』(月~金17:15~19:00)2月23日の放送で、コメンテーターの藤井淳志氏が、ドラゴンズの根尾昂選手についての話から、高校を卒業してプロ入りする新人について言及した。
藤井氏は「高卒でプロに入ってくる選手たちは、高校のときにすごかった選手ばかり。なので、そういう目で見られて、そういう扱いを受けてきた選手たちということになる。そこで、プロの世界では、まだ、通用していないという現実を、まず、乗り越えられるか、それがひとつのステップとなる」とした。
そして「(高卒新人たちは)それまでの野球人生で、自分が通用しないと思ったことはないはず。しかし、高校とプロのレベルは大きく違う。あまりに違う。清原和博氏や松坂大輔氏などは別格。高卒1年目から活躍する選手はまずいない。多くは、自分の現実と向き合うところで、まず、最初の壁がある」
そのうえで「自分が通用しないと、大丈夫かと不安になる。それを受け入れて初めてスタートラインに立てる。スタートラインに立ったときに初めて、今度は何をやらなきゃいけないかが見えてくる。その前に周りにいろいろ言われたとしても、頭でっかちになるだけ」
さらに「自分はこんなはずじゃないとか、1軍で成功しているところばかり意識してしまって、足元が見えなくなる。成績が出ないことに対して、自分のせい、自分が足りていないことに向き合えなくなってしまう選手がいる」と、高卒新人のむずかしさについて言及した。
大澤広樹のドラゴンズステーション
放送局:東海ラジオ
放送日時:毎週火曜~金曜 17時15分~19時00分
※放送情報は変更となる場合があります。