前田大然、セルティックファンから批判…「Jリーグ疲れ」と英紙は擁護

この冬に横浜F・マリノスからセルティックにローン移籍した前田大然。

デビューからわずか4分で初ゴールを決めると、ここまで10試合で4得点を記録している。ただ、先日のハイバーニアン戦では決定機を相手GKの見事な飛び出しで阻止され無得点に終わった。

【動画】前田大然を潰す!話題になった相手GKの超セーブシーン

『Daily Record』では、セルティックが解決しなければいけない5つの課題を指摘。そのうちひとつは前田と旗手怜央についてのものだった。

「Jリーグの疲れか。

日本で大活躍した前田は、セルティックデビューからわずか数分でゴールネットを揺らし、即戦力になるかと思われた。

ただ、その後の数週間は、確かなゴールこそ決めてはいるものの、このFWにとって少し厳しいものになっている。

前田のオールラウンドなプレーはまだ十分ではない。少数ではあるが、セルティックファンからすでに批判を浴び始めている。

とはいえ、Jリーグでフルシーズンを戦ったばかりの彼が全力を出し切れないのは、本当に驚くべきことなのだろうか。

ド派手にデビューしたものの、最近は少し調子を落としている旗手怜央にも同じことが言えるかもしれない。

疲労の影響なら、休みを与える以外に解決策は思いつかないが、ポステコグルー監督にそんな余裕はないはず。

デイヴィッド・ターンブルと古橋亨梧の復帰はこれ以上なくタイムリーだ」

また、元スコットランド代表MFマイケル・スチュワートも『BBC』でこんな指摘をしている。

マイケル・スチュワート(元スコットランド代表MF)

「(この日の荒れたピッチは)両チームにとって簡単ではなかった。

中盤で速いサッカーをしたい時にボールコントロールのために余計なタッチをしなければならなかったからね。

そうすると試合が少しスローダウンして、相手がポジションに戻るのを許してしまう。そういう小さなことの積み重ねが違いになる。

最前線にも代役がいない。前田はフル出場したが、あまりインパクトがなかった。

ヨルゴス・ヤコマキスは起用できなかったし、亨梧は怪我。他の選手を投入できなかった」

代表戦での遠征もある前田は、2021年にJリーグとカップ戦で計40試合(2951分間)プレー。旗手も2021年は川崎フロンターレで全38試合(3182分)プレーしている。

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