NHKと民放キー局5局による防災プロジェクト「キオク、ともに未来へ。」を今年も実施

昨年、東日本大震災から10年を機に立ち上げられた、NHKと民放キー局5局による防災プロジェクト「キオク、ともに未来へ。」。今年も、この共通キャッチフレーズの下、各局がニュース企画やドキュメンタリー番組などを制作する。

首都直下地震、南海トラフ巨大地震への備え、度重なる豪雨災害への対処など防災に関する課題が山積みの中、「今何を伝えるべきか?」を6局で議論しながら、企画開発から番組制作まで、局の垣根を越えて協力して進めていく。このプロジェクトの目的は、未来の命を守るため、過去の経験から学び、明日へつなげること。あの体験を風化させず、次の世代へメッセージを伝えていく。なお、参加番組・企画についてはTVerでも配信予定だ。

各局のプロジェクト参加番組として、3月11日には、日本テレビで「『news every.』~藤井キャスターが見つめた11年間…そしてこれから~」(午後3:50)、テレビ朝日で「『大下容子 ワイド!スクランブル 拡大SP』~必ず起きる大災害 命を守る備えとは~」(午後1:00頃)、TBSでは「NスタSP 東日本大震災11年『つなぐ、つながる』(仮)』(午後1:55)、フジテレビでは、「わ・す・れ・な・い 2022 巨大地震 その時…(仮)」(2:45)を放送(テレビ東京は現在検討中)。

また、NHK総合では、4月3日に「明日をまもるナビ・スペシャル ~未来の命を救いたい~(仮)」(午前10:05)を放送。震災や防災減災の取材を担当してきた、NHKと民放5社のアナウンサーたちがスタジオに集まり、未来の命を守るために、テレビ局に何ができるのかを考える。番組では、各局の取り組みをアーカイブス映像などを交えて紹介するとともに、防災の未来についてディスカッションする。

番組MCを、NHK・塚原愛アナウンサーとフジテレビ・伊藤利尋アナウンサーが担当。パネリストとして、NHK・井上二郎アナウンサー、テレビ朝日・山口豊アナウンサー、日本テレビ・矢島学アナウンサー、TBS・井上貴博アナウンサー、テレビ東京・島田弘久アナウンサー、フジテレビ・佐々木恭子アナウンサーが参加する。

日本テレビでは、3月7~11日までの「news zero」(月~木曜午後11:00、金曜午後11:30)では、「今だから、伝える」をテーマに、被災地で今起きていること、大地震からの教訓、そして、いつ起こるか分からない首都直下地震を見据えた対策などを伝える。さらに、櫻井翔は被災地の若者を取材。彼らの「今伝えたいこと」に耳を傾ける。

3月10・11日の「ZIP!」(月~金曜午前5:50)では、震災で津波被害を受けながら、コロナ禍の今も復興支援活動を続ける高校生の姿を取材。また、今春、帰還困難区域の一部で避難指示が解除される福島県大熊町から、住民たちの新たなスタートと直面する課題を生中継で伝える。

そのほか、3月6日放送の「真相報道 バンキシャ!」(日曜午後6:00)、3月7~11日の「Oha4! NEWS LIVE」(月~金曜午前4:30)、3月9~11日の「スッキリ」(月~金曜午前8:00)でも、それぞれ震災について、さまざまな角度から発信していく。

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