注目の次回作が発表された西島秀俊

俳優の西島秀俊の主演映画「グッバイ・クルエル・ワールド」(大森立嗣監督)が、今秋公開されることを、各メディアが報じた。

西島といえば、主演映画「ドライブ・マイ・カー」が米アカデミー賞4部門にノミネートされ、「全米映画批評家協会」ではアジア俳優初の主演男優賞を受賞するなど世界から注目される俳優となった。

注目されていた次回作だが、西島、斎藤工、玉城ティナ、宮川大輔、三浦友和らの互いに素性を明かさない強盗組織が、ラブホテルで秘密裏に行われていたヤクザ組織の資金洗浄現場を狙い、大金強奪の大仕事に成功。

それぞれの生活に戻ったメンバーだったが、その後、ヤクザ組織に追われる日々に。宮沢氷魚演じるラブホテル従業員、大森南朋演じる刑事らを巻き込み大波乱の物語が展開するという。

西島は同作品について、「さまざまな世代の群像劇です。最悪な状況から抜け出そうとそれぞれが死力を尽くし、最後の賭けに出ます。この無慈悲な世界から逃れる事が出来るのか。どうぞご期待ください」とコメントを寄せている。

「大森監督といえば、社会派の作品に定評がある。『ドライブ』ではガチンコの演技で世界中の映画ファンをうならせていた西島だが、カオスな雰囲気を感じさせる同作品でどんな演技を見せるかが大いに注目される。新境地を開拓することになりそう」(映画業界関係者)

主演する日本テレビ系ドラマ「真犯人フラグ」は最終回に向けいよいよ佳境に突入した。5月には出演する「シン・ウルトラマン」が公開され、こちらでは斎藤が主演し西島が助演。公開前から注目を浴びているが、この映画の余韻が「グッバイ・クルエル・ワールド」にもつながりそうだ。

© 株式会社ジェイプレス社