【新型コロナ】横浜で1844人感染 9人死亡、うち7人はクラスター施設

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は1日、新たに70~100歳代の男女9人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女1844人の感染が確認されたと発表した。中等症3人、軽症1794人、無症状23人、24人の症状が分かっていない。

 市によると、亡くなった9人のうち7人は入院していた病院や利用していた施設でクラスター(感染者集団)が発生していた。

 デイサービスを利用していた80代男性は2月19日に発症し、24日に陽性が判明。自宅療養していたが27日の夜に急変し、28日に死亡した。同施設では職員6人含め計26人の感染が判明している。

 特別養護老人ホームに入所していた80代女性は発熱し、8日に陽性が判明。15日に死亡した。同施設での死者は2人となった。

 上白根病院(同市旭区)に入院していた70代男性は17日に発熱し、同日陽性が判明。20日に死亡した。

 特別養護老人ホームに入所していた80代男性は12日に発熱し、13日に陽性が判明。23日に死亡した。

 別の特別養護老人ホームに入所する90代女性は19日に発熱し、同日陽性が判明。27日に死亡した。

 旭区の80代男性は、22日に自宅で倒れているところを家族が発見、死亡が確認された。死後の検査で陽性が判明した。

 有料老人ホームでは女性2人が亡くなった。100歳代の女性は18日に発熱し、同日陽性が判明。施設で療養していたが、呼吸苦で26日に入院、27日に死亡した。90代女性は18日に発熱し、陽性が判明。28日に死亡した。同施設での死者は4人となった。

 中区の80代男性は10日に発熱し、17日に陽性が判明。健康観察のため区職員が訪問していたが、20日に応答がなくなり、死亡が確認された。

 市内では、菊名記念病院(同市港北区)、秋山脳神経外科病院(同市港南区)、たちばな台病院(同市青葉区)、高齢者施設5施設、複合福祉施設、市立中学校の計10施設で新たなクラスターを認定した。

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