エールホームクリニック(新潟県長岡市)がリバーサイド千秋内に、職域・個別接種を行うワクチンセンターを開設

接種を受ける太陽工機の渡辺剛代表取締役社長

エールホームクリニック(新潟県長岡市)は1日、新型コロナウイルスのワクチン接種を実施する「エールワクチンセンター」を長岡市の大型ショッピングセンター・リバーサイド千秋内に設置した。同所は職域・個別接種を並行して行い、初日には市内の株式会社太陽工機が職域接種を実施した。

「エールワクチンセンター」が設置されたのは、リバーサイド千秋センタープラザ1階、映画館などが所在するエリアの下の階となる。同所では6人の医師がローテーションで接種を実施。接種可能数は平日最大1,600回、月最大4万回を見込む。

職域接種と3回目の個別接種を並行して実施していくが、現時点で約50社から職域接種の申し込みをしているという。また、個別接種はwebサイトからのネット予約をメインとしているが、現在は高齢者の接種の需要が大きいため、コールセンターによる予約も受け付ける。

エールワクチンセンター 入り口

接種ブース

センター内は白を基調とした内装かつ、受付から接種ブース、接種後の待機エリアまで1部屋で完結する。場の圧迫感や動線のわかりづらさを排除することで、体調にも影響をもたらしやすい緊張感や不安感を減らす工夫であるという。

開設初日となった1日には、1回目接種の際にも県内職域接種事例第1号となった太陽工機が接種を実施。2日間に渡り、社員とその家族約300人へ接種を行う。

同社の渡辺剛代表取締役社長は「2回目の接種から7ヶ月経過し、3回目を早い段階でスタートできることは、正常な企業運営にも非常に意義がある」と話す。また、同社では社員の平均年齢が37歳と子育て世代であることにも言及。「子どものいる家族も多いため、今後5歳から11歳へのワクチン接種も行政がスピード感をもって進めてもらえれば」と話した。

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