民間地に自衛隊車両やレーダー…漁港や公民館で「捜索訓練」 沖縄・国頭

 【国頭】陸上自衛隊第15旅団は2月28日、3月1日の両日、国頭村内で訓練を実施した。辺土名漁港と安田漁港には自衛隊の車両が複数台搬入され、レーダーとみられる機材などを設置した。昨年11月にも両漁港で同様の機材を持ち込んだ訓練を実施しており、民間地での訓練が繰り返されている。同旅団は本紙取材に「漁船の捜索訓練だ」と回答した。

 安田漁港では2月28日、複数の自衛隊車両が入った。港内の建物屋上には回転式のレーダーとみられる機材が設置された。辺土名漁港でも同様の機材を装備した車両などが搬入された。国頭漁協によると、宜名真漁港でも訓練を実施したという。安波公民館でも28日に自衛隊車両が確認された。同公民館によると隊員が施設を使用した。

 (塚崎昇平、長嶺晃太朗、松堂秀樹)

© 株式会社琉球新報社