ウクライナと近隣諸国で緊急対応を開始 高まる人道ニーズに対応

ウクライナではすでに67万人を超える人びとが国外への避難を余儀なくされている(国連難民高等弁務官事務所、3月1日発表)。国境なき医師団(MSF)は、ウクライナで緊急対応を開始するとともに、周辺国のポーランド、モルドバ、ハンガリー、ルーマニア、スロバキアにチームを展開し、国境を越えて避難する人びとの人道ニーズに対応している。ロシアとベラルーシでも準備を整え、チームを待機させている。 MSFはウクライナ南部の都市マリウポリで紛争負傷者用キットを配布。また、東部の外科医30人を対象に、外傷治療の遠隔医療研修を行った。 同国では交戦状態が続いているため、医療ニーズの実態把握は難航している。MSFはさまざまなシナリオを想定し、対応強化の準備を進めている。

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ポーランドとウクライナの国境に到着した緊急対応チームは、必要なスタッフと物資をウクライナに入れられるよう対応を進めている。また、ウクライナとロシア、ベラルーシとの国境沿いでも調査を行っていく。 ポーランドの国境検問所では、徒歩や車、バスで国境を越える人びとを目にしている。多くの人びとが疲れ果て、中には生後25日の赤ちゃんを連れている人もいた。 国境を越え避難してきた人の多くは、氷点下の気温の中、長い時間並んで待たされたと語っている。脱水症状の人や、低体温症に陥った人までいた。MSFはポーランドの受け入れ施設に基礎的な避難用品を提供し、対応強化を進めている。

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