JR東日本スタートアップら、「動く〇△□」実施 無人駅とモビリティ活用

JR東日本スタートアップ株式会社(以下、JR東日本スタートアップ)と、YADOKARI株式会社(以下、YADOKARI)は、可動産(モビリティ)で地域を巡る旅「動く〇△□(マルサンカクシカク)」を3月20日から期間限定で実施する。JR東日本スタートアップが2月25日付のプレスリリースで明かした。

「動く○△□」は、◯は物語、△はホテル、□はコミュニティと、「動く」ことによる非日常的な体験を記号化し、組み合わせたものだ。これにより、既存の観光パッケージではない多様性を表現している。

同実証実験は、「JR東日本スタートアッププログラム2021」の一環として実施する。実証実験の目的は、その時々に合わせた⾃由な旅のスタイルを体験することができる「動く旅」の世界観を構築し、シームレスな新しい観光体験を創出することだ。東日本旅客鉄道株式会社横浜支社(以下、JR東日本)と連携して、東海道線 根府川駅(神奈川県小田原市)にて行う。

具体的には、カスタムVAN、タイニーハウス、キッチンカーを使用して即席のコンドミニアムを作成する。ツアー参加者は、このコンドミニアムで根府川駅に滞在する。

また、ツアー参加者は、地域体験「ナラティブツアー」にも参加できる。「ナラティブツアー」は、旅のコンシェルジュであるコミュニティビルダーが参加者に合わせて構築するものだ。さらに、相模湾を望む根府川駅随一の絶景スポットで朝食を楽しむことができるという。

© 株式会社自動車新聞社