ウクライナ侵攻反対訴えへ 国道沿いで田辺市の女性団体

ざるに○や×の印を取り付けるメンバー(1日、和歌山県田辺市龍神村湯ノ又で)

 和歌山県田辺市龍神村の女性でつくる新日本婦人の会龍神支部(古久保久代支部長)はロシアのウクライナ侵攻を受け、4日午後4時半から、平和と反戦を訴えて道路に立つ「スタンディング」を龍神村安井の国道425号沿いで実施する。参加を呼び掛けている。

 支部によるとメンバーは、テレビなどで連日ウクライナ侵攻のニュースを見ていて、子どもにも犠牲者が出ていることに心を痛めていた。一日も早く争いが終わるように願っていたが「侵攻や戦争への反対の声を上げることが大切だ」と話し合い、戦争をしてはいけないこと、平和が大切なことを行動で示すことにしたという。

 メンバーは昨年春、国連の国際女性デーで龍神村内の道路に立って核兵器のない世界の実現を訴えた。その際に、自宅にあったざるに貼り付けた紙に「核」という文字や「×」と記し、それを掲げて道行く人にアピールした。

 4日のスタンディングを前に1日、準備作業をメンバー宅でした。以前使ったざるを再び持ち出し、テープを「○」や「×」の形になるように貼ったり、紙に墨で「平和」「戦争」「あかん」などと書き、愛の花といわれるミモザの造花を飾り付けた。当日は活動の様子を動画撮影してインターネットで発信することも計画している。

 スタンディングの場所は、龍神中学校近くの国道沿いにあるバス停留所近く。支部では「どなたでも参加して、一緒に訴えてもらえたらと思う」と話している。問い合わせは古久保支部長(0739.78.0208)へ。

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