アムリタ大学が家庭で血糖値や血圧がモニターできるウエアラブルデバイスを発売

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【コチ(インド)2022年3月2日PR Newswire=共同通信JBN】
*患者は非侵襲的なウエアラブルデバイスを使用することで、自宅にいながら血糖値、血圧、心拍数、血中酸素濃度、呼吸数、6誘導心電図の6つの身体パラメーターを測定できる

*同デバイスはスマートフォンに接続されており、地方の診療所の超小型ベッドサイドモニターにもなる

アムリタ大学(Amrita University)は、血糖値や血圧を自宅でモニターできるデバイスを開発した。「Amrita Spandanam(アムリタ・スパンダナム)」と呼ばれる同デバイスは、インターネットや全国の薬剤師を通じて販売される。

Photo - https://mma.prnewswire.com/media/1756993/Amritapuri_Campus_Admin_Building_Drone.jpg

同大学のワイヤレスネットワーク・アプリケーションセンターが開発、特許を取得したデバイスは、ベッドサイドモニターにもなる、優れた6イン1のウエアラブルデバイスである。血糖値、血圧、心拍数、血中酸素濃度、呼吸数、6誘導心電図の6つの身体パラメーターの測定に使用できる。

研究者チームのリーダーを務めたアムリタ大学同センター長のManeesha V Ramesh博士は「Amrita Spandanamは、複数の米国特許を取得した画期的デバイスで、その成果は一流科学誌に掲載されている。本デバイスは、糖尿病、心血管疾患、高血圧、睡眠時無呼吸症候群、アレルギー発作を、自宅にいながら手早く、簡単、安価かつ非侵襲的にモニター・検知できる。本製品は、コチのアムリタ病院とケララ州内のさまざまな遠隔地の診療所で、1000人の患者を対象に大規模な試験が行われた。これらのデバイスは昨年、COVID-19患者の重症化の進行を遠隔監視するため、アムリタ病院に配備された」と語った。

Amrita Spandanamは、患者のスマートフォンに接続される。データは安全な病院のクラウドに送られ、患者が承認した医師なら誰でも、どこからでも生体パラメーターにリモートアクセスできる。本製品には複数の学習モデルが組み込まれており、患者の健康状態悪化の可能性を予測し、医師が急性低血圧発作、敗血症、睡眠時無呼吸症候群、心房細動などの早期警戒を決断する手助けもできる。

▽アムリタ大学について
http://www.amrita.edu

アムリタは、世界中の学術機関、産業界、政府機関と提携し、人間中心のトランスレーショナルかつ画期的な研究で成果を上げている。アムリタのパートナーには、ハーバード大学、コロンビア大学、キングス・カレッジ・ロンドン、スウェーデン王立工科大学(KTH)、アムステルダム自由大学、英国地質学会、オックスフォード大学、イタリア学術会議、ディーキン大学、東京大学などがある。世界的に有名な人道活動家のリーダー、Sri Mata Amritanandamayi Devi(Amma)氏は、アムリタ大学の創設者、総長、導く光である。

▽問い合わせ先
Dr. Maneesha Ramesh
maneesha@amrita.edu

ソース:Amrita University