京都市営地下鉄烏丸線 新型「20系」車両は3/26営業運転開始

京都市交通局は、地下鉄烏丸線車両20編成のうち、開業以来40年間使用し老朽化した9編成を、2021年(令和3年)度から2025年(令和7年)度にかけて新型車両に更新します。

新型20系第1編成は、2022年(令和4年)3月26日(土)から運行を開始。残る8編成については、2022(令和4)年度~2025(令和7)年度にかけて、毎年2編成ずつ導入する予定です。

新型20系外観・内装デザイン

新型車両のデザインコンセプトは「みんなにやさしい地下鉄に」「京都ならではの地下鉄に」「愛着がわく地下鉄に」の3つ。市民・利用者の意見を集めて3つのデザイン案を制作し、市民・利用者の投票で決められました。

また「京都ならではの地下鉄に」のコンセプトを基に、外観・内装デザインに西陣織や京友禅などの京都の伝統産業素材・技法を活用しています。

バリアフリー化の推進

車両両端には、車いす・ベビーカー利用だけでなく、介添え者や大きな荷物を持つ利用者にも安心・快適に利用できる「おもいやりエリア」を設置。また車両床面とホームとの段差を低減、全ての車両に車いす・ベビーカー用スペースが設置されます。

地球環境にやさしい車両

20系車両では、最新の制御装置を用いた高効率モーターを採用したほか、室内照明、前照灯類のLED化といった省エネ化により、現行車両比で消費電力を約30%削減しています。

京都市交通局は20系の運行開始にあわせ、利用促進プロジェクト「地下鉄に乗るっ」のキャラクターを活用したPRポスターの制作・掲出や、運行開始日のみ有効な記念乗車券を発売します。詳細は京都市交通局ホームページをご確認ください。

(画像:京都市交通局)

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