大野、飯野 譲らずドロー サッカーJ1鳥栖―湘南 上越市出身同士の試合

 上越市出身選手がいるチーム同士の一戦は引き分けに―。サッカーJ1第2節、サガン鳥栖―湘南ベルマーレ戦が2月26日、佐賀県鳥栖市の駅前不動産スタジアムで行われた。共にアルビレックス新潟ユース出身、湘南のDF大野和成(32、春日中出)と鳥栖のMF飯野七聖(25、高士小出)が先発出場。試合は1―1で引き分けた。

 試合は前半、ペースをつかんだ鳥栖が先制。後半は追い掛ける湘南が流れをつ

守備の要としてハードワークする湘南・大野(写真提供・湘南ベルマーレ)

かみ、追い付いた。大野は守備の要・センターバックとして、飯野は右サイドを中心に攻守で持ち味を発揮した。

ボールを持ち右サイドで仕掛ける鳥栖・飯野(写真提供・サガン鳥栖)

 試合後、今季リーグ戦初出場、初先発となった大野は「出るからには勝ちたかったし、前半に失点してしまい、苦しい時間帯でも0点で守れないといけない。修正できたので良かったが、もっと早い時間帯でできないと。勝ち点1は最低限。とにかく勝ちたい。もう一回しっかりとやっていきたい」とコメントした。

 鳥栖2季目の飯野は今季から副キャプテンとなり、開幕前に「強いチームになるためには、なれ合いではなく厳しいことも言い合える関係性でなくてはいけない。日頃の練習から自分が率先して厳しさや高い強度を示せていけたら。より強いチームになっていけるように努めたい」とコメントしていた。

 リーグ戦第2節を終わり、鳥栖は今季リーグ戦2分け、勝ち点2。湘南は同1分け1敗、勝ち点1。

 二人をそれぞれ小学生時代に指導した室橋丈司さん(61、上越市藤新田)は「けがをせずにやってほしい。息の長い選手で頑張ってくれれば」と見守っている。

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