<レスリング>ロシアが3.7~13U23欧州選手権(ブルガリア)の出場を辞退

 

 ロシア協会は3月1日、ホームページで今月7日(月)から13日(日)にブルガリア・プロブディフで行われるU23欧州選手権への派遣を取りやめることを発表した。ミハイル・マミアシビリ会長は「多くの要因を考慮して決定しました」と説明している。

ロシアとベラルーシが国際舞台から姿を消す可能性が出てきた…

 ブルガリア協会ホームページは、同選手権だけではなく、3月28日(月)~4月3日(日)にハンガリー・ブダペストで予定されている欧州選手権にもロシアは出場しない決定をしたと掲載。マミアシビリ会長の「私たちは、アスリートやコーチの命を危険にさらすことはできない」とのコメントを紹介している。

 国際オリンピック委員会(IOC)は2月28日に声明を発表し、ウクライナに侵攻したロシアと支持したベラルーシについて、選手や役員を国際大会に参加させないよう、すべての国際競技団体に通達。全面的な除外が不可能な場合も、ロシアやベラルーシの名の下で参加させないことを要請。中立な立場の選手、チームとしてのみ参加を容認し、国旗や国歌など国を象徴する色などの使用は禁じることを求めている。

 この勧告に対し、多くの競技が両国を除外する決定をし、ロシアでの大会開催の中止を決めている。

 世界レスリング連盟(UWW)は3月1日現在、何の見解も表明していない。1日にはU23欧州選手権のエントリー・リストを発表。ベラルーシ選手は「BWF」(ベラルーシ・レスリング・フェデレーション)で記載されている。ウクライナ選手のエントリーもある。

 

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