シーサーが守り神?ビッグなパパイヤ1本に10個! 与那原

 【与那原】元与那原町長の新垣信一さん(71)宅の庭に植えた1本のパパイヤの木に、大きな実が10個ほどなって本人はじめ弟の文男さん(63)も熟するのを心待ちにしている。
 信一さんが昨年5月に苗を買って庭に植え、乾燥しないようにと夏場は頻繁に水をまいて育てていた。10月ごろから花が咲き始め、成長するにつれて次々と実を付けて最初のパパイヤは幅20センチほどになった。
 それを目にした文男さんは「もらいに来るから熟するまで、そのままにして」とお願いをして、熟するのを楽しみにしている。
 パパイヤの前のコンクリートの上には、目がぱっちりで口を開けたシーサーが置かれ、害虫を一歩も寄せ付けない雰囲気。信一さんは「このシーサーがパパイヤを害虫から守ってくれているに違いない」と、シーサーに心を寄せて喜んでいた。
 (知花幸栄通信員)

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