「海の見えるごはん屋」 3日オープン 平戸の食、絶景を楽しんで

平戸瀬戸を望む「海の見えるごはん屋」のお薦めメニューとスタッフ=平戸市岩の上町

 平戸の特産品を販売する長崎県平戸市岩の上町の直売所「ひらど新鮮市場」(坂野博司代表取締役)が運営する「海の見えるごはん屋」が3日、同直売所敷地内にオープンする。平戸の家庭料理をコンセプトに、地元産の魚、肉、野菜を使った食事と平戸瀬戸の景色を楽しむ食の拠点を目指す。
 同市場は1999年、市内の生産者らが市中心部に開設し、2004年に国道383号沿いの現在地に移転。農事組合法人の運営を経て、昨年、株式会社になった。
 直売所の平戸瀬戸側店舗(156平方メートル)を食堂に全面改装。カウンター5席とテーブル34席、屋外テラスに6席を設けた。メニューは旬の農水産品を使った丼もの、定食の計10種。平戸海鮮丼(1300円)、平戸地魚刺身定食(1600円)などは、その日の水揚げで提供する鮮魚の種類が変わる。ローストビーフ丼(2300円)、季節野菜と豚ロースのせいろ蒸し定食(千円)など肉料理も充実している。
 2日、関係者を招いたオープニングセレモニーで、坂野代表取締役は「また、訪れたいと思ってもらえるよう、スタッフ一丸でやっていく」とあいさつ。黒田成彦市長が「食の魅力と絶景が五感を刺激する。周りの直売所などとの相乗効果を期待したい」と祝辞を述べた。セレモニー参加者は一足早く、新たな平戸ならではの食事を楽しんだ。

「海の見えるごはん屋」の3日のオープンを前にテープカットする坂野代表取締役(中央)ら関係者=平戸市岩の上町

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