こんにちは、浜の小魔人です。今回、ソロキャンプに最適と評判のイワタニの「タフまるJr.(ジュニア)」をご紹介します。同じイワタニから出ている「タフまる」よりもひと回り小さく持ち運びしやすいのが魅力ですがくわしい違いは?選び方とあわせてくわしく解説します。「タフまるJr.」で作ったら美味しさに差が出たキャンプ飯もご紹介しますので、ぜひご覧ください。
イワタニのカセットコンロ「タフまるJr.」のご紹介!
早速ですが、イワタニの「タフまるJr.」のご紹介からしていきたいと思います。
イワタニ「タフまるJr.」のスペック
- サイズ
\- 286×196×122mm
\- (収納時) 320×252×135mm - 重量
\- 約1.6kg
\- ケース付重量=約2.5kg - 素材
\- 本体=SPCC(鋼板)
\- フレーム=SPCC(鋼板)
\- 容器カバー=SPCC(鋼板)
\- トップパネル=SPP(ホーロー用鋼板)
\- バーナー=SUS430(ステンレス鋼板)
\- つまみ=ABS樹脂 - 火力
\- 2.3kw - カラー
\- オリーブ、ブラック(全2色)
イワタニ「タフまるJr.」の主な特徴
- 風のある場所で空気は通しても風邪は通さない「ダブル風防ユニット」搭載
- 多孔式バーナーで風に流されにくい
- 持ち運びしやすい小型サイズ
- キャリングケース付き
イワタニのカセットコンロ「タフまるJr.」と「タフまる」はどちらがおすすめ?
「タフまるJr.」と「タフまる」の比較表
大半の皆様がおそらく興味をもってらっしゃるであろう「タフまるJr.」と「タフまる」の比較表を整理してみました。
「タフまるJr.」と「タフまる」の違いはサイズ以外にもあることに注意!
比較表の通り、「タフまるJr.」と「タフまる」はサイズ、火力、使える調理器具の重量などが主に違います。
筆者は、ソロキャンプで使うことが大半なので、サイズが小さい「タフまるJr.」のほうが使いやすいです。ダッチオーブンも通常の8インチサイズのものまでなら使えますので十分。
火力は「タフまる」の方が高くなりますが、その分カセットガスの使用可能時間も短くなるため、多めに予備を持っていく必要が出てきます。「タフまるJr.」の方が長時間使いやすく重宝しています。
一方で、ファミリーキャンプ主体で食事の量も多い場合には、「タフまる」のほうが良いかもしれません。また、中華など高火力が必要なとなる料理が作りたい方も「タフまる」のほうが便利でしょう。
「タフまる」に関するより詳しい情報をお知りになりたい方は、こちらの記事をご覧ください。
【レビュー】イワタニのカセットコンロ「タフまる」は風に強くてキャンプにおすすめ! - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア
ニトリのダッチオーブンも使える?大きさで迷ったら手持ちの調理器具で考えてみよう
火力が問題ない場合、次に気になるのが対応しているダッチオーブンの大きさ。
コールマンの「ダッチオーブンSF(8インチ)」やロゴスの「SLダッチオーブン8inch」など「8インチ」の表記がされているものはもちろん「タフまるJr.」で使えます。
インチの表記がないダッチオーブンの場合、20cm以下のものを選びましょう。以下がセンチメートルに換算した一覧表になります。
たとえばニトリの「ダッチオーブン」は19cmと24cm、「ダッチオーブン2」は18cmと22cmの展開があります。「タフまるJr.」をお使いになる場合は「ダッチオーブン」は19cm、「ダッチオーブン2」は18cmの商品が使えるということになります。
ちなみに筆者は以下記事で「丸鶏のローストチキンのレシピ」をご紹介していますが、この時は最低10インチ以上のダッチオーブンが必要でした。
【絶品レシピ】ダッチオーブンで丸鶏をローストチキンに!シンプルな作り方が一番旨い! - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア
そのような場合は「タフまるJr.」よりも「タフまる」が適しています。
耐荷重以上の大きなダッチオーブンを無理にのせてしまうと、重量オーバーで故障や事故の原因にもなりますので、ご注意くださいね。
イワタニのカセットコンロ「タフまるJr.」を選んだ理由
筆者が今まで使っていたのは、一般的なカセットコンロ。リサイクルショップで見つけた中古品ですが、グリーンウッド製のものでした。
非常に便利に使っていたのですが、風が吹いた時にはテント内に調理の場を移して料理をする必要があり、度々不便も感じていました。
「風が風いても外で料理が作れる」ガスコンロがほしかったこと、筆者の場合はソロキャンプがメインで、コンパクトなものを探していたことから「タフまるJr.」を選ぶことにしたのです。
「タフまるJr.」を実際にキャンプで使ってみた感想は「本当に風が風いても外で料理が作れて便利!」ということです。よほどの強風が吹かない限り、テントの中に逃げ込む必要がないのは有り難いですね。
特に、カレーなど弱火でコトコト煮込む料理を作る時やステーキなど火を均一に入れたい料理をする時には、今までの苦労が嘘のように上手に作ることができるようになりました。
ではここから「タフまるJr.」を使ったことで仕上がりにぐんと違いがあらわれた絶品のキャンプ飯をご紹介しますね。
イワタニのカセットコンロ「タフまるJr.」で作ったら激ウマになったキャンプ飯3選
それでは、実際に筆者が「タフまるJr.」で上手に作ることができたキャンプ飯をご紹介しましょう。
「タフまるJr.」で作る絶品キャンプ飯(1)赤ワイン煮込みカレー
筆者は、赤ワインだけで牛肉を煮込んで作るカレーが大好きでよく作っています。ダッチオーブンを弱火でコトコト約2時間…。驚くほど柔らかい肉のカレーが完成します。
今までは、弱火でコトコト煮込む際に風が吹くと火が消えてしまうこともあり困っていましたが、イワタニの「タフまるJr.」なら多少の風で火が消えることがないため安心して作ることができました。
作り方は以下の通りです。
- 大きめに切った牛肉をダッチオーブンに入れて、牛脂で表面を焼いてから一旦取り出す(筆者は輸入業を使うことが多いので、牛脂で焼くことで良い香りを肉につけています)
- 玉ねぎを炒めてから、取り出した牛肉を戻し、赤ワインをひたひたに入れ、ダッチオーブンの蓋をして2時間煮込む(最低1時間)
- 途中で赤ワインが減っていないかを確認し、減っていれば適宜追加する
- 2時間経ったら、一旦火を止めてお好みのカレールーを溶かして完成
- ニンジンや、ジャガイモなどは、別途茹でてトッピングする
「タフまるJr.」で作る絶品キャンプ飯(2)柔らかステーキ
「ステーキは、ただ焼けば良い」というものではありませんw。均一な火加減で決まった時間火を入れることで、お店で食べるような柔らかくジューシーなステーキを筆者のような素人でも失敗なく作れます。
イワタニの「タフまるJr.」を使ってみたら、風による火のばらつきが少なくなったからだと思いますが、いつも以上に仕上がりが良くなりました。
作り方は、以下の通りです。
- ステーキ肉を約30分前に常温に戻しておく(重要です)
- 焼く直前に、塩、胡椒を肉にふる(特に、塩は直前にふってください)
- フライパン(筆者は銅のフライパンをおすすめします。なければスキレット)に牛脂を溶かし、肉の表面を各面2分焼く(※)
- フライパンを火からおろし、蓋をして8〜10分休ませる(余熱で火を入れる。蓋がないときはアルミホイルで包んでもOK)
- 付け合わせに野菜を食べたいときは、人参やブロッコリーを別途茹でて添えてください
「タフまるJr.」で作る絶品キャンプ飯(3)コトコト海老のアフィージョ
ソロキャンプの夜にお酒を飲みながら食事をする筆者は、アヒージョを時間をかけてつまみながらワインを飲みます。その時にごく弱火で鍋を温め続けながら食べると、これが「絶品おつまみ」になります。
イワタニの「タフまるJr.」は、ごく弱火でも風で火が消えることがほとんどないので、ずっと熱々のアヒージョが楽しめました。
作り方は以下の通りです。
- 海老の殻を取り、ブロッコリーを小房に分ける
- スキレットなどにオリーブオイル、ワイン、アヒージョの素(ニンニクスライス、鷹の爪、コンソメスープを入れて本格的にすればなお良い)を入れて火にかける
- そこに、海老、ブロッコリー、プチトマトを入れて煮たら完成
- お好みでチーズなどを入れるとさらに美味しくなります
イワタニのカセットコンロ「タフまるJr.」をおすすめする方、できない方
すでに冒頭にも書いてしまいましたが、改めてイワタニの「タフまるJr.」をおすすめしたい方とそうでない方を整理しておきましょう。
イワタニの「タフまるJr.」をおすすめしたい方
- ソロキャンプによく行く方
- キャンプ飯を美味しく作りたいというこだわり派の方
- 風があるキャンプでも外で調理を楽しみたい方
イワタニの「タフまるJr.」をおすすめ出来ない方
- ファミリーキャンプ主体で調理する量が多い方
- 大火力で調理をしたい方
- キャンプでカセットコンロをあまり使わない方
イワタニの「タフまるJr.」はソロキャンプに最適! 絶品キャンプ飯が作れましたよ
今回は、筆者が先般GETしたイワタニの「タフまるJr .」をご紹介しました。風防がついているから多少の風が吹いても火力への影響が少なくキャンプに最適だと思いますよ。
実際に筆者のソロキャンプでは大活躍です。同じイワタニから出ている「タフまる」のひとまわり小さいサイズでまさにソロキャンプ向きなのもお気に入りの理由です。
「タフまるJr.」で美味しいキャンプ飯をたくさん作ってみたい方は是非お試しください。
他のカセットコンロもみてみたい方はこちらの記事をどうぞ。
【カセットコンロ10選】おしゃれなカセットコンロでおうちキャンプを華やかに! kovea Cube(コベアキューブなど) - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア