<レスリング>ロシアとベラルーシの出場を禁止し、同地での大会は中止…UWWが声明

 

 世界レスリング連盟(UWW)は3月2日、ロシアのウクライナ侵攻に関連する声明を発表。ロシアと、ロシアの行動を支持したベラルーシの選手と役員は、UWWの大会への参加を認めないことと、今年、ロシアとベラルーシで予定されている大会の中止を決定した。

 同日に実施された執行部会議で決めた。国際オリンピック委員会(IOC)から出された声明に従い、オリンピック憲章に沿い、スポーツを通じて平和を促進するというUWWの使命の1つを再確認しての措置。

 UWWはウクライナの状況を見守り、IOCと連携して人道的な支援を行うこととし、状況の変化に応じて迅速な行動をとるとの見解を示した。

 今年、ロシアとベラルーシでは、各世代の世界選手権級の大きなイベントは予定されていないが、10月には国際大学スポーツ連盟(FISU)主催のコンバット・スポーツ・ワールドカップ(旧世界大学選手権)がロシアで予定されている。

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