ウクライナ避難民受け入れへ 実務急ぐと総理

 岸田文雄総理は2日、モラヴィエツキ・ポーランド首相と電話会談。会談後の記者会見で、「ウクライナ在留邦人のポーランドへの陸路での円滑な入国等について協力を要請し、同首相からは最大限の支援を提供する旨の発言があった」と語った。

 また岸田総理は「ウクライナの人々のための緊急人道支援ともに、国外に避難される方の日本への受入れを進めていくことを伝えた」と語り、ウクライナからの避難民の受け入れを行うことを伝えたとした。

 岸田総理は「国難に直面するウクライナの人々に対し、周辺国に避難される方々への支援を含め、既に発表した国際機関経由での1億ドルの緊急人道支援を実施していく。またウクライナの人々との連帯を更に示すべく、ウクライナから第三国に避難された方々の我が国への受入れも進めていく。まず親族や知人が日本にいる方々について受け入れることを想定しているが、それにとどまらず人道的観点から対応していく」と表明した。

 岸田総理は「基本的に水際対策と別に考えるべき」との考えを示したうえで「至急実務を調整していきたい。ウクライナ情勢、緊迫しているので、毎日毎日、大量の難民が発生しているので、我が国としましても、できるだけ早く実務の手続を進めていきたい」と早急に体制を整える考えを述べた。(編集担当:森高龍二)

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