新日本プロレスは3月2日(水)、東京・日本武道館で『NEW JAPAN CUP 2022』開幕戦を開催。
『NEW JAPAN CUP 2022』
日時:2022年3月2日(水) 16:30開場 18:00開始
会場:東京・日本武道館
観衆:2,007人
今回の『NEW JAPAN CUP 2022』はヘビーとジュニア、そしてヤングライオンも入り混じり48名(飯伏と天山は欠場)が参加する史上最多人数となった。
まさに新日本プロレス春のNo.1戦士を決定するトーナメントとなった。
普段では見れない様なヘビーとジュニアのシングル対決などはまさにこの『NEW JAPAN CUP 2022』ならでは。
今大会のメインではIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ vs IWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードの王者対決が実現。
オカダの希望が通った形となった王者対決は、体格で勝るオカダが受けて立つファイトを展開。
対するデスペラードもジュニア王者の意地を見せ徹底した膝攻めを見せた。
終盤になるとヘビー級のオカダが優位になり、最後は開脚式ツームストンパイルドライバーからのレインメーカーでデスペラードに勝利した。
【試合結果】
▼第8試合 時間無制限1本勝負
『NEW JAPAN CUP 2022』1回戦
オカダ・カズチカ 〇
vs
エル・デスペラード ×
26分21秒 レインメーカー→片エビ固め
※オカダが2回戦進出
試合後、勝利を収めたオカダがマイクを手に取り「オイ、デスペラード! さすがIWGPジュニアヘビー級チャンピオン。強いしカッコいいし最高だよ。でも新日ジュニアってそんなモンじゃないでしょ!?ジュニアでも、佐山さんのように、ライガーさんのように、歴史を作ることは可能でしょ。俺らヘビー級が妬くぐらい新日本ジュニア、盛り上げていってちょうだいよ。それできるだろ、お前なら!」とデスペラードにエールを送った。
<写真提供:新日本プロレス>
▼試合後バックステージコメント
試合後、バックステージに表れたオカダは『NEW JAPAN CUP』は史上初のヘビー級のチャンピオンが参加しての戦いになった事を受け「チャンピオンとして出て負けるわけにはいかないでしょう。それは『G1』もそうですし、そんなこと言って1回も勝ててないですけど、50周年で別にいつもと気合いは変わらないですけども、特に今年はしっかりとチャンピオンとして戦っていかないといけないと思ってますから、その使命はしっかり果たしたいなと思います」と力強く優勝宣言を行った。
また対戦したジュニア王者デスペラードについて聞かれると「強かった(笑)。こうやって階級のあるプロレスというものですけど、力強いのもありましたし、やっぱり戦ってないからこそああいう戦い方をやってくるとは思っていなかったんで。まあでも、デスペラードはヘビー級の戦いを知らないかもしれないですけど、ヘビー級にはジュニアヘビー級から上がってきている選手がたくさんいるんで、そういう中では僕のほうがジュニアヘビーの戦いは知っていると思うんで、そういう差がちょっとは出たんじゃないかなと思います。でもやっぱりジュニアでやっているプライドは凄く感じましたね」と王者を称えた。
そして次戦でシード枠のマスター・ワトについては「なんでシードがそこなのか分からないですけど。まあでも、オカダvsワトなんて見たことのある人全然いないと思いますし、それはタッグマッチでもですね。だから僕もそこは楽しみな部分でもありますし、ジュニアタッグのチャンピオンですから、一応チャンピオン対決にまたなりますんで。それでもやっぱり僕はジュニアのプライドはワトにも持ってもらいたいですし、ヘビー級代表として潰していきたいなと思います」とコメント。
デスペラード「(コメントスペースに現れると座り込み、呟くように)……クソッ。(しばらく座り込んでいた後、立ち上がり)……次は負けねえ」
<写真提供:新日本プロレス>