Buzzグループ、FIA-F2参戦のリチャード・フェルシュホーをサポート。「若手育成はミッションのひとつ」

 Buzz & Co Groupは3月3日、2022年シーズンのFIA-F2選手権に参戦するリチャード・フェルシュホー(トライデント)をサポートすると発表した。

フェルシュホーは、オランダ出身の21歳。2019年の第66回マカオグランプリのFIA-F3ワールドカップを制すと、2021年にFIA-F2選手権にデビュー。参戦初年度から印象的な走りを見せつけると、シルバーストン戦で1勝を挙げ、シリーズ11位の成績を残した。

 2021年シーズン中もさらなる飛躍が期待されたフェルシュホーだったが、2021年シーズン後半にMPモータースポーツのシートを喪失。最終アブダビ大会はチャロウズ・レーシング・システムからの参戦となった。2022年シーズンに向けてもFIA-F2のシート確保が困難を極めていたフェルシュホーだったが、Buzzグル-プのサポートによりFIA-F2参戦2年目を迎えることになった。

 Buzz & Co Groupは「リチャードのような才能ある選手がFIA-F2のシートを確保できていないというお話を聞き、弊社としては彼のような人材を失うことはモータースポーツ界の大きな損失だと判断ました。また、Buzzグループはミッションのひとつとして若手育成に力を入れているということもあり、今回の同選手をサポートすることを決定致しました。彼がレースを重ねるごとに成長を遂げていく過程を見守り、応援したいと思います」としている。

 また、Buzz & Co Groupの代表である長谷川大祐氏は「Buzz & Co Groupではミッションのひとつとして次世代の若手育成に力を入れており、才能溢れるリチャード・フェルシュホーを弊社でサポートすることができ嬉しく思います」とコメント。

「彼は昨年FIA-F2選手権ルーキーながら1勝を挙げる活躍をしましたし、2019年には伝統の市街地レースであるマカオグランプリで優勝しています。アイルトン・セナ、ミハエル・シューマッハー、佐藤琢磨など数多くのマカオクランプリ優勝者はのちにF1へステップアップし、ワールドチャンピオンを獲得しているので、彼も過去の偉大な勝者達と同じように活躍してくれると信じています」とフェルシュホーへの期待を語った。

 今回のサポートに伴い、フェルシュホーの操る20号車のサイドポンツーン、フロントウィング、ヘッドレスト等にBuzz & Co Groupのロゴが掲載される。

2022年はBuzzグループのサポートを受けるリチャード・フェルシュホー(トライデント)
リチャード・フェルシュホー(トライデント)

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