ホテル一体型のスタジアムは全国初の試み 岡山・玉野競輪場がリニューアル

全国初の試みです。オープンから72年目を迎える玉野競輪場がホテル一体型のスタジアムに生まれ変わり、3月にリニューアルオープンします。

(玉野市産業振興部 競輪事業課/中村典男 課長)
「競輪ファンだけでなくて、競輪に興味のないお客様でも来ていただけるのではないかと思っています」

1950年にオープンした玉野競輪場は3月26日、ホテル一体型のスタジアムとしてリニューアルオープンします。

建設された「KEIRIN HOTEL10」は149室あり、レースがある日などは選手も宿泊しますが、一般客とはフロアを分けて接触しないようにします。4月1日以降はオープン料金として休日の前日と土曜日は1泊1万2540円から宿泊できます。季節やレースの有無によって料金は変動するそうです。

(記者リポート)
「スイートルームでは風呂に入りながらレースを楽しむこともできます」

最上階の8階には、1泊8万円から宿泊できるスイートルームが。自転車のフレームを生かした照明など、こだわりの空間が広がります。

ホテルに直結したスタジアムのメインスタンドには380の無料観覧席を設置しました。

スタジアムにはレストランも設け、瀬戸内の食材を使ったフードメニューやビールが楽しめます。

インテリアには以前スタジアムで使われていたいすや看板を再利用するなど、アートな空間を演出しました。

新たな玉野競輪場は3月26日にグランドオープンします。オープンに先立ち、3月5日に一般向けの内覧会を開くということです。

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