六角精児の初のソロ・アルバム『人は人を救えない』が4月20日（水）にP-VINE RECORDSより発売される。 『人は人を救えない』は往年のフォーク／ロックのカバー集だが、かまやつひろし「やつらの足音のバラード」、浅川マキ「あたしのブギウギ」、休みの国「追放の歌」、西岡恭蔵「サーカスにはピエロが」、猫「各駅停車」、早川義夫「この世で一番キレイなもの」など、懐かしのヒット・パレード的なものとは一線を画した、六角自身のパーソナルが濃厚に滲んだ作品。 サウンド・プロデュースを手掛けたのは谷口雄。彼を中心としたロック新世代のミュージシャンと、伊賀航や江上徹ら熟練の腕利きたちによる新たな解釈のサウンド、六角との世代を超えたセッションも本作の聴きどころだ。 また、鈴木慶一の「スカンピン」には本人がギターで参加。さらに鈴木茂、高田漣、岡田拓郎、さらには春風亭昇太（トロンボーン）など多彩なゲスト陣も要所で素晴らしいプレイを披露している。 なお、カバーだけではなく、六角のライフワークとも言うべき“酒”と“鉄道”をテーマにした、“呑み鉄”フリークにはたまらないオリジナル新曲「お前の町へ」も収録。 スーパーバイザーに迎えたのは日本のロック／ポップス界の最重要裏方ともいうべき長門芳郎（パイドパイパーハウス）。本作について長門は「この数十年、僕がずっと聴きたかった作品が生まれた」とコメントを寄せている。 さらに、鮮烈な印象を残すジャケットの題字・イラストを手掛けたのはしりあがり寿。本作の予約・配信はこちら。
【六角精児 プロフィール】
兵庫県出身。1982年、善人会議（現・扉座）の旗揚げに参加。主な劇団公演に出演し、その後、映像でも活躍。映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』では主演を務めた。近年の主な出演作に、舞台：『衛生』『レ・ミゼラブル』、TV：連続テレビ小説『おちょやん』（NHK）、『華麗なる一族』（WOWOW）、映画『すばらしき世界』、『超高速！参勤交代』シリーズなど。『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』（NHK BSプレミアム）などの鉄道番組にも出演している。2014年、ボーカルを務める「六角精児バンド」がアルバム『石ころ人生』でCDデビュー。
