Fibre Based Integrationsとセプトンがケープタウンの交通課題に対処するスマートシティー・プロジェクトに着手

ライダー対応の車両検知システムが、スマート交差点のネットワークを通じて豊富なデータによる交通分析を提供

米カリフォルニア州サンノゼ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- スマートライダー・ソリューションを提供するシリコンバレーのセプトン(Nasdaq: CPTN)と、光ファイバー・システム企業として定評あるFibre Based Integrationsは、ライダーベースの車両検知ソリューションを南アフリカのケープタウンで開発し、街全体でスマート交通インフラを実現するために協力しています。

この協業では、Fibre Based Integrationsの光学システム統合に関する専門技術と、セプトンの革新的なライダー技術を組み合わせ、ケープタウン市が車線使用を監視し、誤った車線を使用している車両を特定できるようにします。Fibre Based Integrationsは、セプトンのHelius®スマートライダー・システムVista®-Pライダー・センサーを利用した車両分類システムを交差点の信号機や頭上の装置に配備しました。

ケープタウンの多くの道路は、公共交通の効率性を確保するために、バス専用レーンが指定されています。Fibre Based Integrationsのライダー対応システムにより、市の技術部門は非常に正確なリアルタイムのレーン使用データを収集、分析し、自動車や歩行者のために交通流と安全性を改善する方法を特定きるようになります。

ライダーの卓越した認知能力を活用することで、システムは車両サイズ、交通量、頻度、車線の位置、潜在的な障害物など、役立つ情報を提供できます。システムオペレーターはこの情報に基づき、バス専用レーンの違反車両タイプ、交通量のピーク時間帯、リアルタイムの車線占有状況、信号待ち時間、事故多発地帯など、特定の交差点や道路の一部がどのように使用されているかについて、価値ある洞察を得ることができます。

Fibre Based Integrationsのシステム・エンジニアのジョシュ・グーセン氏は、次のように述べています。「当社の車両検知・分類システムにライダーを導入することにした理由は、その優れた精度です。私たちは以前、レーダーやその他の種類のセンサーをテストしたことがありますが、車両の位置と数を正確に特定し、その大きさと速度について正確な3D情報を提供するには、解像度が不十分なことが分かりました。」

「セプトンのライダーは、私たちがテストした他のものと比べて、最も性能が優れ、正確でした。そのため、ケープタウン市と当社のスマートシティー・ソリューションを導入するにあたり、新しい可能性を実現することができました。」

ライダー技術は、スマートシティー分野でますます重要な役割を果たすようになりました。既存のセンサー技術に、より高いレベルの精度と効率をもたらし、システム全体の検知エラーを排除します。ライダーは、レーダーより優れた空間分解能を提供し、さまざまな天候と照明条件下でカメラよりも優れた性能を発揮し、24時間365日体制で高精度なデータを提供します。またライダーは、生体認証情報を取得しないため、人々のプライバシーを守る上でも役立ち、カメラだとプライバシー侵害の懸念がある場所での使用に適しています。スマートシティーのアプリケーションにライダーが加わることで、偽陰性と偽陽性を効果的に低減し、システムが効率よくデータを扱えるようになります。

セプトンのライダーは、特許取得済みのイメージング技術であるマイクロ・モーション・テクノロジー(MMT®)を使用して、システムインテグレーターがライダー技術のメリットを最大限に発揮できるようにしています。非回転式かつミラーレスで摩擦のないMMTの設計により、セプトンのライダーは優れた信頼性と堅牢性、コンパクトなサイズを誇り、拡張性のあるアプリケーション向けに容易な統合と手頃な価格を実現しています。

Fibre Based Integrationsが導入したソリューションでは、セプトンのVista-Pライダー・センサーをHelius知覚ソフトウエアを通じて相互接続し、スマートライダー・センサーのネットワークを構築して、車両および歩行者の検知、追跡、分類をリアルタイムで行います。これにより、さまざまな場所から交通データを収集・分析する拡張可能なスマート交通インフラが実現するほか、ライダーはカメラベースの代替手段から出力されるデータ量と比べ、ほんのわずかしか出力しないため、全体的な帯域幅割り当てを最適化する上で役立ちます。

Fibre Based Integrationsとケープタウン市は、同市のアナログ・システムおよび映像システムの機能と性能をセプトンのライダーでさらに強化することを検討しています。ライダーで可能になる人と車両の分類をAIプラットフォームに統合し、両者が都市環境とどのように関わっているかを理解することが目的です。これにより、交通管理と都市計画に役立つ情報を機械学習を通じて収集しつつ、人々の日常生活への影響を最小限に抑えられます。

セプトンの製品管理・マーケティング担当ディレクターのクラウス・ワーグナーは、次のように述べています。「都市がよりスマートになるには、Fibre Based Integrationsと共同開発したようなプラグ&プレイ・ソリューションが、その取り組みで重要な役割を果たす必要があります。」

「ライダーは人々が十分に気づいていなくても、日常生活を円滑にできる力があり、スマートな交通システムが非常にインテリジェントなのは、そのためです。ケープタウンや南アフリカのその他の都市をより安全にするために、Fibre Based Integrationsと今後も協力していきます。また、より高いレベルの交通効率を実現できれば、都市がよりグリーンな環境を作る上でも貢献できるでしょう。」

セプトンについて

セプトンはシリコンバレーの革新企業として、自動車(ADAS/AV)、スマートシティースマートスペース、スマートインダストリーのアプリケーション向けのライダーベースソリューションを手掛けています。セプトンは、その特許取得済みマイクロ・モーション・テクノロジー(MMT®)により、ライダーを主流化させ、すべての人にとって安全で自律的な交通というビジョンの実現を目指しています。

セプトンは、受注対象の車種数に基づけば、これまで知られている中で業界最大規模のADASライダー連続生産を受注しており、ゼネラルモーターズのウルトラクルーズ・プログラムを支えています。また、世界の他の上位10社のOEMともかかわりを持っています。

2016年に設立され、幅広い最先端ライダー/イメージング技術において全体として数十年の経験を有する業界のベテランが率いるセプトンは、大量市場向けの高性能かつ高品質なライダーソリューションの商業化に傾注しています。セプトンはカリフォルニア州サンノゼに本社を置き、ミシガン州トロイにセンター・オブ・エクセレンス施設を構え、OEMや一次部品供給業者が密集するデトロイト都市圏へのローカルサポートを提供しています。また、セプトンはドイツ、カナダ、日本、インド、中国にも拠点を置き、急成長する世界的な顧客基盤にサービスを提供しています。詳細情報については、www.cepton.comをご覧いただき、ツイッターリンクトインでセプトンをフォローしてください。

Fibre Based Integrationsについて

Fibre Based Integrationsは、定評ある光ファイバー・システム企業として、電気通信、CCTV、プロセス、データ通信業界の大手プロジェクト企業とエンドユーザーにサービスを提供しています。

当社が顧客から首尾よくビジネスを獲得しているのは、完全なターンキー・ソリューションの提供に心を砕き、文書からすべてのコンポーネント、使用する光回線終端装置まで、プロジェクトのあらゆる側面に一般的な品質基準を浸透させ、維持することに傾注しているからです。

高度なスキルを持つ当社の敷設スタッフは、ファイバーの敷設・統合の分野で長年培ったその経験により、当社を支える基盤となっています。Fibre Based Integrationsが最も厳しい基準で作業できるように、敷設スタッフは最新鋭の融着接続機、OTDR試験装置、施工装置によって支えられています。すべての試運転業務は、完全に文書化された手順に従い実施され、最終的な引き渡しの本質的な部分となっています。

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