小椋藍「準備は今まで以上に万端」古里太陽は右足首の怪我で欠場/MotoGP第1戦カタールGP

 3月4日、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで2022年のロードレース世界選手権MotoGPが開幕する。Moto3のホンダ・チーム・アジアは古里太陽が欠場となるが、マリオ・アジがデビュー、Moto2のイデミツ・ホンダ・チーム・アジアは小椋藍、ソムキャット・チャントラともに準備万端だ。

 古里は2月17日、スペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトでプライベートテストを行った際に、クラッシュを喫して右足距骨を骨折。19日にバルセロナで手術を受けた。

 それにより2月19~21日ポルトガルのアウトドローモ・インターナショナル・アルガルベで行われたポルティマオ公式テストに参加しなかった。

 すでに回復に向かっているが、怪我の回復を待ってからレースに戻るため古里は開幕戦カタールGPを欠場することとなった。そのほか、チームメイトのアジ、Moto2クラスの小椋とチャントラは準備万端だという。

2022Moto2:小椋藍、ソムキャット・チャントラ(イデミツ・ホンダ・チーム・アジア)

■小椋藍
「シーズンオフ中、一番最近のへレスとポルティマオを含む3つのサーキットで合計8日間テストを行いました。僕のこの冬は完璧でした。僕たちの今年の最初のレースへの準備は今まで以上に万端だと思っています」

「僕にとって最初のMoto2レースとなった去年のカタール戦には良い思い出があります。ですから、去年からの成長がどれだけみられるか、このカタールGPは楽しみにしています。2022年の初戦を楽しもうと思います」

2022MotoGP:マリオ・アジ(ホンダ・チーム・アジア)、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

■青山博一監督
「2022年シーズンの開幕戦が行われるカタールに来ています。昨年12月から新しいバイクで準備をしてきました。8日間のテストを行い、チャントラ、小椋の両選手に加え、新人のアジ選手と古里選手と共に新シーズンのスタートを切る準備は万端だと思います」

「残念ながら古里選手は右足首怪我からの回復途中にあり、最初のグランプリは参戦しません。他の選手は準備が整い、皆、カタールでのシーズン開幕をとても楽しみにしています」

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