被買収議員の起訴は…詰めの捜査 市民団体が起訴するよう訴え 広島

河井夫妻による大規模買収事件で検察審査会から起訴相当と議決された議員らについて、検察は詰めの捜査を行っています。

4日は市民団体が1日も早く起訴するよう街頭で訴えました。

「(買収側の)片方だけ有罪ということはありません」

市民団体は「検察は即刻35人を起訴せよ!」などと書かれた横断幕を掲げて通行人らにアピールを続けました。

大規模買収事件を巡っては検察審査会の議決で、河井夫妻から現金を受け取りながら不起訴処分だった100人のうち35人が「起訴相当」と判断されました。

検察は実際に起訴するかについて、現在詰めの捜査を行っています。

審査を申し立ててきた市民団体は、「起訴相当」と議決された35人に加えて「不起訴不当」となった46人についても起訴するようあらためて訴えました。

一方で2日、起訴相当と議決された広島市議5人が会見を開き、被買収の認識はなかったなどと主張しています。

河井疑惑をただす会 黒川冨秋事務局長「(被買収は)犯罪ではないとおっしゃってるわけです。私たちの見解とは全く反するわけですね。こういうことを堂々と発表されたということは、まず驚きでもあります」

この事件では今月下旬に時効を迎える人もいるため、市民団体は検察に対し即刻起訴を求める意見書をすでに提出しています。

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