【高齢者の住まいは交流楽しむ「コミュニティ型」がトレンドへ】コロナ禍の孤立はどこまで解消できる?

高齢者向けの住まいでは今、「コミュニティ型」と呼ばれるタイプがトレンドになりつつあります。

コミュニティ型とは、館内の共用スペース等で入居者同士が積極的に交流したり、多世代とのコミュニケーションを活発に行うもの。
コロナ禍で高齢者の孤立が懸念されるなか、交流により健康寿命を延ばせるコミュニティ型が改めて評価されているのです。

代表的な施設を見ていきましょう。

自治体主導の複合型コミュニティハウス

ライフ&シニアハウス日暮里

高齢者施設でコミュニティ型の先駆者とされるのが、2003年開設の「ライフ&シニアハウス日暮里」。
自立者と要介護者のどちらも対象とする有料老人ホームです。

㈱長谷工シニアウェルデザインが運営する同施設は、地元の東京・荒川区が事業者を選定して生まれた複合型のコミュニティハウス。
高齢者施設のほかに保育園やクリニック、多世代型の賃貸住宅を併設し、幅の広い地域コミュニティを実現しています。

地域とのふれ合い育む

敬老の日の交流会

保育園の子どもたちは施設を行きかい、食堂では栄養士が管理する家庭料理を提供するなど、地域との架け橋になっています。
子どもたちの成長や人とのつながりで、ご高齢者の日々の暮らしに張りあいをもたらしています。

また、趣味のサークルや季節のイベント、介護予防体操など、頭と身体を活性化するさまざまなプログラムを実施しています。
仲間との触れ合いが生まれ、暮らしにハリを与えてくれます。

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自立から介護まで生涯見守る

笑顔の入居者

もう一つの大きな特徴は、自立型と介護型を併設していることです。

元気な方が暮らす自立型の「ライフハウス」に入居し、将来介護が必要になった場合は、同意の上で介護型の「シニアハウス」に住みかえることができます。
両者が同じ建物に併設されているからです。

ライフハウスではスタッフがそっと入居者を見守り、助けが必要なときにサポートします。
シニアハウスでは24時間介護スタッフが常駐し、入居者各々のケアプランに沿った介護サービスを行っています。

自立と介護を両面から見守る

介護予防にも取り組む

子どもたちの手づくりの作品がほほえましい

自立型のライフハウスでは運動機能、栄養改善、口腔機能などを維持するため、介護予防にも積極的に取り組んでいます。
急な病気のときの入退院の付き添い、趣味やサークル活動などの生きがいづくりもサポートしています。

大切なペットと一緒に

ペットと一緒に入居できます(規程あり)。

【ライフ&シニアハウス日暮里】

介護居室

所在地:東京都荒川区東日暮里3-9-21
最寄駅:JR山手線・京浜東北線、日暮里舎人ライナー「日暮里」駅

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この記事と画像の出典:㈱長谷工シニアウェルデザイン 公式サイト

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