【高校野球】佐々木麟太郎らは「清原、松井超え」なるか? 記録更新に期待の怪物“新2年生”たち

広陵・真鍋慧、花巻東・佐々木麟太郎、九州国際大付・佐倉侠史朗(左から)【写真:荒川祐史】

選抜での個人通算本塁打記録は3本、過去に11人が達成

第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が決まった。今大会で注目を浴びるのは高校通算50本塁打を誇る花巻東・佐々木麟太郎内野手らチームの“軸”として期待される新2年生たち。“先輩”が築き上げた大会記録を更新できるか、注目が集まる。

【表】過去に1大会最多の3本塁打を記録したスラッガーたち

選抜での個人最多本塁打数は3本で、過去に11人が達成している。西武、巨人などで通算525本塁打をマークした清原和博氏(PL学園)、巨人、ヤンキースなどで日米通算507本塁打の松井秀喜氏(星稜)らプロ野球界で活躍したレジェンドたちの名前も。

現役では今季ブレークが期待される中日・石川昂弥内野手が、東邦時代の2019年に“エースで4番”として出場。全5試合で先発のマウンドに上がり、打っても3本塁打の活躍でチームの優勝に貢献した。

麟太郎と同じく新2年生で「左打&一塁」の広陵・真鍋慧(けいた)内野手、九州国際大付・佐倉侠史朗内野手も注目のスラッガー。チームの勝利も勿論だが、本塁打の新記録にも期待したいところだ。

4大会ぶり4度目の選抜Vを狙う大阪桐蔭には左のエース・前田悠伍投手が君臨。明治神宮大会でも3試合で15回を17奪三振3失点の好投で優勝に貢献した。公式戦では通算11試合に登板、57回2/3を投げ(5完投1完封)50奪三振、防御率0.78と圧巻の成績を残している。

過去選抜での投手の主な記録では大会通算最多奪三振(60個)の江川卓氏(作新学院)、1試合最多奪三振(21個)の戸田善紀氏(PL学園)が記録。完全試合は前橋(群馬)・松本稔氏、金沢(石川)・中野真博氏のわずか2人のみ。ノーヒットノーランは2004年のダルビッシュ有(東北)ら12人が記録している。

【表】過去に1大会最多の3本塁打を記録したスラッガーたち

【表】過去に1大会最多の3本塁打を記録したスラッガーたち signature

(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2