千葉の『いすみ鉄道』で駅弁を味わう!売切必至の宝石箱弁当と、いすみのたこめし

旅人へひとこと

鉄道旅といえば駅弁!昭和レトロな急行列車に揺られながら駅弁を楽しむ旅へ

千葉県の大原駅と上総中野駅を結ぶ「いすみ鉄道」。

普段は1両編成の列車がことこと走るローカル線ですが、週末になると昭和の貴重な国鉄形気動車を使った急行列車が走ります。

国鉄形気動車に乗って昭和にタイムスリップ

急行列車に使われるのは「キハ28」「キハ52」と呼ばれる車両。いずれも国鉄時代に急行列車として活躍していました。令和の今、現役で走っている車両はほとんどなく、とっても貴重な車両なのです!

車内もとってもレトロ。ボックスシートが並ぶ昔ながらの雰囲気。窓枠のテーブルにも注目。なんと栓抜きが備え付けられているのです。

列車の旅に欠かせないのは、そう、駅弁!いすみ鉄道の「大原駅」の売店では、いすみ鉄道オリジナルの駅弁が発売されています。

購入したのは「いすみの宝石箱弁当」。

まず箱がユニーク!昔いすみ鉄道で活躍したレールバスがデザインされています。鉄道ファンの心を揺すぶる!

いすみ鉄道沿線の食材が詰まった宝石箱

見てください!まるで宝石箱のように華やか駅弁!

おかずは全部で11種類。赤魚の西京みそ焼き、野菜の煮物、ひじき入りの玉子焼きといった定番のおかず。さらにサーモンで巻いたじゃがいも餅、ホタテ貝柱のトマトソース煮、季節豆と海老の炒めなど、和洋折衷の料理たちが詰め込まれています。

ご飯は、なんと天丼!海老やカニの天ぷらが、天つゆと共にご飯の上に盛り付けられています。天丼の駅弁はかなりめずらしいです!

「いすみの宝石箱弁当」は、大原駅の売店で発売されています。

ただし数量が少ないので売り切れ必至。事前に予約することができますので、確実に購入したい方は予約しておきましょう。

もうひとつ、いすみ鉄道で紹介したい駅弁があります。その駅弁が発売されているのは「国吉駅」。

急行列車が到着するとホームから「べんとぉ〜べんとぉ〜」の声が。

ここではいすみ鉄道応援団の皆さんによる、駅弁の立ち売りが行われているのです。昭和時代の駅では当たり前だった光景。まさにタイムスリップした気分です。

「国吉駅」で発売されている駅弁は「いすみのたこめし」。

古くから蛸つぼ漁が行われてきたこの辺りでは「たこめし」が漁師のまかない飯だったそう。コリコリ食感のたこの身がたっぷり。たこの味もご飯にしっかり染み込んでいます。

おかずには、房総半島の郷土料理「なめろう」を焼いた「さんが焼き」。魚のハンバーグみたいな味と食感ですが、大葉の風味がいい感じに効いています。美味しかった!

皆さんもぜひ、駅弁を片手に昭和レトロな急行列車の旅を楽しんでみては!

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いすみ鉄道大原駅売店

〒298-0004 千葉県いすみ市大原

*この記事は2022年2月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:マサテツ

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