備中漆の展覧会 岡山・新見市

備中地方で採れる漆・備中漆は明度が高く、木目の美しさが際立つことで知られています。新見美術館で開かれている展覧会には、日本工芸会・中国支部の漆芸・木工芸作家らの作品が並んでいます。

古陵想(山口松太 作)

県重要無形文化財の保持者で備中漆の復興に尽力した、故・山口松太さんの作品50点も紹介されています。乾漆堆錦箱「古陵想」は、日本伝統工芸展の最高賞・総裁賞を受賞した作品です。

微睡みを(加藤萌 作)

加藤萌さんの作品「微睡みを」は、まどろむキツネの様子を漆と和紙で表現しています。

透明感あふれる備中漆の美しさを感じられる展覧会は3月27日まで開かれています。

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