【薬剤師会】WEB研修プラットフォームの運用を開始

【2022.03.05配信】日本薬剤師会は3月5日に第99回臨時総会を開き、重要事項経過報告を行った。この中で、WEB研修やe-learning研修を管理できるプラットフォームの運用を開始するとした。都道府県薬剤師会に管理権限を付与することで都道府県薬剤師会実施の研修等について情報共有もできる。コロナ禍でWEB研修の必要性が高まっているとの声に応えたもの。3月10日に都道府県薬剤師会向けの説明会を予定し、令和4年度からの実運用を目指す。

背景としてコロナ禍の中、日本薬剤師会や都道府県薬剤師会の主要事業である研修事業においてリアル参加の研修から、WEBやe-learningでの研修に重点をおいて実施せざるを得ない状況を挙げた。
一方、受講の管理が都道府県薬剤師会の負担になっていることから、日本薬剤師会においてシステムを構築することになったという。

令和3年度の厚労省補正予算ICT研修事業費を活用。会員・非会員を問わず日本全国の薬剤師の研修ポータルサイトができることになるとした。厚労省予算と日薬の公益事業とすることから非会員も利用できるが、初期費用やランニングコストを都道府県薬剤師会が負担することから会員は合理的な割引料金を設定することも可能という。

© 株式会社ドラビズon-line