闘病のアントニオ猪木氏「そろそろ帰っていいコロナ」旧知の田中ケロ氏訪問で“闘魂ジョーク”出た

元新日本プロレスのリングアナウンサーを務めた田中ケロ氏(63)が4日、都内でドージョーチャクリキ主催の「田中ケロ退院記念トークライブ 田中ケロ×木原文人『蘇るプロレス黄金時代』」に出演。同日にアントニオ猪木氏(79)と対面したことを明かした。

田中氏は2021年7月、新型コロナウイルスに感染。重症化し約1カ月間意識不明に陥った。集中治療室に入るなど一時は危険な状態になったが、奇跡的な回復を見せ2月25日にリハビリ専門病院を退院。3月1日に日本武道館大会で行われた新日本プロレス50周年の旗揚げ記念日大会でリングアナを務め、本格復帰した。

難病の全身性トランスサイレチンアミロイドーシスと闘う猪木氏は、田中氏のコロナ感染を気にしていたという。都内のホテルを訪問し、久々の対面が実現。田中氏は「心配してくださっていたので、退院のご報告をさせていただいた。『よかったなぁ』とお声をかけてくださった。退院祝いまでいただいて…」と恐縮しながら振り返った。

田中氏によると、猪木氏は「マスクのある生活は嫌だな…」と切り出し、続けて「コロナがあいさつしている。そろそろ帰っていいコロナ(頃な)」と、コロナ禍の収束を願ったお得意のジョークを飛ばしていたという。〝ケロちゃん〟の奇跡生還に続き、燃える闘魂の復活も近そうだ。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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