『007』製作陣 ダニエル・クレイグのノミネートなしに落胆 説得力ありすぎるのが難点との指摘も

「007」シリーズのプロデューサー、バーバラ・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソンは、ダニエル・クレイグが『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』での演技で各賞にノミネートされなかったことに落胆している。昨年公開の同作を最後にジェームズ・ボンド役を降板するダニエルの演技は、評価されるに値すると感じているという。

ウィルソンは、ザ・タイムズ紙に「ノミネートされるのは何時もうれしいことです。しかし、ダニエルが全くノミネートされなかったことに本当に驚いています」と明かした。

ブロッコリは「問題は、彼は非常に説得力があり、役になり切っているので、誰も彼が演技していると思っていないところなんです」と評価される難しさを指摘した。

また、ブロッコリは、3月に開催される英国アカデミー賞で英国作品賞にノミネートされている同作には、ダニエルがプロデューサーとしても参加していることを引き合いにだし「ダニエルはこの映画のプロデューサーであることも思い出す必要があります。私にとって、それが痛みを少し和らげてくれています。彼は俳優としてはノミネートされませんでしたが、映画自体はそうなりましたので、彼がノミネートされたことになります。彼はこの映画の全ての細胞に存在しますから」と続けた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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