今季最初のポールシッターとなったマルティン、レースに向け「タイヤ選択が重要」/MotoGP第1戦カタールGP予選トップ3コメント

 MotoGP第1戦カタールGPの予選がカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、MotoGPクラスでフロントロウを獲得したホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)、エネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシングMotoGP)、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が会見に出席。予選日を振り返るとともに、決勝レースについて展望を語った。

■ホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)/予選:ポールポジション

ホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)/2022年MotoGP第1戦カタールGP

「うれしいよ。この週末、全体的に悪くなかったんだ。コンスタントに走るのが難しかったけど……、いろいろなセットアップやマッピングを試していたから。でもとにかく、ペースは悪くないと思う。明日は(優勝争いに)加われるだろう」

「ただ、僕たちは優勝争いをするのに、まだ必要なものがあると思う。今夜のタイヤ選択が重要だろう。ソフトもミディアムも、よく機能する。でも(それぞれ)違っているから、ちゃんと理解しないといけないんだ。とにかく、ポールポジションはうれしいよ」

「1ラップの速さは問題ない。速さはある。(2月の公式テストの)セパンでもインドネシアでも(速いということが)わかっていて、そしてカタールにやって来て、今日、シーズンで最初のポールポジションを獲得できた」

「明日に向けては、集団にはなるだろうけど、それは大きいものではないと思っている。昨年みたいにね。もちろんスズキもくるだろうし、ここにはマルク(・マルケス)もエネア(・バスティアニーニ)もいる。とにかく、ペースやタイヤ選択を確認するよ。さっきも言ったように、タイヤ選択は重要になるだろうから。最初からプッシュできるのかどうか、それとも少しマネジメントしないといけないのか。ただ、勝負は残り6、7周で決まると思う。ここでレースが決まると思うし、ペースによって集団が大きいか小さいかが決まると思っている」

■エネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシングMotoGP)/予選:2番手

エネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシングMotoGP)/2022年MotoGP第1戦カタールGP

「予選で2番手を獲得できて、とてもうれしい。カタールで準備ができた状態にあるように、テストでは懸命に取り組んでいたんだ。昨年は2019年型バイクに乗っていて、僕にとってはタイムアタックが難しかった。でも今年のこのバイクでは、楽になったんだ。(エンジン)パワーがスムーズになっていて、ソフトタイヤでしっかりと攻められる。ペースもいい」

「でも、スズキやホルヘ、マルクもいいペースだ。明日は僕にとって大変なレースになるだろう。それから、これは僕にとって初めての(MotoGPクラスでの)フロントロウ獲得だ。(決勝レースでは)いつもポジションをリカバリーする、と言ってきたんだ。チーム、それから自分の仕事にはとても満足しているよ」

「自分に(優勝できる)ポテンシャルがあるかどうかはわからないけど、優勝争いに挑戦するよ。それに、タイヤ選択はとても重要だ。ホルヘが言ったように、ソフトとミディアムはとても似ているから、どちらのタイヤがいいのかデータをチェックしないといけない」

■マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)/予選:3番手

マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)/2022年MotoGP第1戦カタールGP

「(Q2でフランセスコ・バニャイアの後ろについて走ったことについて)予選ではみんな、スリップにつこうと待ち受けているんだよ。このサーキットでは(スリップが)すごく役立つから。ホルヘやエネアは完全にひとりで走ったけどね」

「僕としては、最も大事だったのはフリー走行4回目だよ。ひとりで走って、ペースが安定していて、ラップタイムもいい感じで出ていた。まだいろいろなことをマネジメントしないといけない。タイヤ、燃料、コースとか全部だ。さて、明日はどうマネジメントできるだろう」

「フリー走行3回目では、まだトップのライダーからは離れていた。でもフリー走行4回目になって、かなり(タイムが)接近したんだ。ペースには満足しているよ。僕は最速ではないけれど、優勝ではなく、上位のポジションを争うことができると思う」

「ただ、コンディション次第だね。例えばスズキはこの週末、ものすごく速い。予選ではどういうわけかとても苦戦していたけれど、明日は違ってくるだろう。ここでの僕の主な課題としては、(決勝レースの周回数である)連続22周の走行を理解することだ。体の状態は問題なくて、痛みは感じていない。それについてはよかったと思っている」

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