【競泳・国際大会代表選考会】男子50自・塩浦、優勝もタイム出ず落選「力んだ」

【男子50メートル自由形決勝】21秒91で頂点に立つも代表内定を逃し、悔しさを見せる塩浦

 代表内定までわずか100分の9秒。男子50メートル自由形の塩浦は「悔しい。タイムを意識しすぎて力んでしまった」と眉間にしわを寄せた。

 予選から唯一の21秒台をマークし、好調ぶりを示していた。だが、派遣標準記録(21秒82)の高い壁は、日本最速のスプリンターを持ってしても容易ではなかった。

 「タイムが切れなければ、予選から21秒台でも意味はない」。30歳は歯がゆさをかみしめつつ、パリ五輪へ向け再起を誓っていた。

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