竹富町発注の海底送水管更新工事を巡り、前竹富町長の西大舛高旬（にしおおますこうじゅん）容疑者（74）＝石垣市＝と、落札したJFEエンジニアリングの社員ら、計6人が逮捕された官製談合事件。県警特別捜査本部は、入札情報の漏えいの見返りに業者から金銭を受け取ったとみて6日にも、西大舛容疑者を収賄容疑で再逮捕する方針。県警特別捜査本部は入札情報の漏えいと金銭授受の関係性などを慎重に調べている。
【写真】任意同行される西大舛町長
関係者によると、西大舛容疑者は入札情報の漏えいを大筋で認めていて、県警は関係先から数百万円に上る多額の現金を押収している。金銭の授受は複数回におよび、総額は1千万円以上とみられる。西大舛容疑者は金銭のやりとりがあったことは認め、業者側は政治資金として供与したなどと話しているという。
【関連記事】
▼【図でわかる】談合容疑の構図は…業者と数年前から飲食
▼豪快な物言い、一転うつむいたまま…竹富町長逮捕 副町長「寝耳に水」 県警、役場を家宅捜索
▼竹富町長に再選、西大舛氏に聞く 「庁舎問題4年で仕上げ」
▼【一覧表】復帰後の沖縄の現職首長逮捕▼沖縄で起きた事件・事故
