中上貴晶「新品タイヤに苦戦。マシンのフィーリングはいいので追い上げたい」/MotoGP第1戦カタールGP予選

 3月5日、2021年MotoGP第1戦カタールGP MotoGPクラスの予選がカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は16番手を獲得した。

 2日目もドライコンディションで行われたが、この日は強風と、その影響で舞い上がった砂がコース上に飛散。そのため難しい条件となり、自己ベストタイムを更新するライダーはあまり現れず、中上もそのひとりだった。この日最初に行われたフリー走行3回目、中上は思うようにタイムを更新できず、1分55秒154の17番手で終えた。

 フリー走行4回目では、フロントにミディアムタイヤ、リヤにソフトタイヤを履いて走行。残り2分を切ったあたりで、自己ベストタイム更新とはならなかったが、1分54秒716を記録し2番手で終えた。

 日が暮れ、予選はナイトセッションでの走行となった。中上はQ1からのアタックとなり、Q2進出に挑む。中上はフロント、リヤともにソフトタイヤを選択。コンディションが更に悪くなったことで、苦戦が続く中上。フリー走行2回目に出した自己ベストタイム1分54秒038を上回ることが出来ず、同タイムでの6番手に終わった。そのためQ2進出が叶わず、予選グリッドが確定した。

 決勝は16番グリッドと後方からのスタートとなるが、どれだけ巻き返しを図れるだろうか。中上の追い上げに期待がかかる。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(予選16番手)
「今日のQ1は6番手でした。FP4でとてもいいレースペースがあり、2番手タイムを出しました。これは明日のレースへ向けていい兆候です。でも残念ながら予選で大きく前進することができませんでした。新品のタイヤで少し苦戦しています。どこでタイムを落しているのか理解する必要があります」

「でもいいレースペースがあるので、いいスタートを切り、安定したラップを刻めることを願っています。明日はすばらしい追い上げをして、開幕戦でいいポジションでフィニッシュしたいです。マシンのフィーリングはいいです。チームと一生懸命がんばります」

中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022年MotoGP第1戦カタールGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022年MotoGP第1戦カタールGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022年MotoGP第1戦カタールGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022年MotoGP第1戦カタールGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022年MotoGP第1戦カタールGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022年MotoGP第1戦カタールGP

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