センバツへ決意新た 長崎日大で壮行式 19日に1回戦、京都国際と対戦

23年ぶり3度目の春の甲子園に向け、壮行式で決意を新たにした長崎日大の選手たち=諫早市、長崎日大学園

 第94回選抜高校野球大会(18日開幕・甲子園)に出場する長崎日大の壮行式が5日、諫早市の同校で行われた。池内一郎校長は「感謝を忘れず、あらゆることを謙虚に学び、学校に持ち帰ってきてほしい。野球部の存在が学校全体に素晴らしい影響をもたらすような大きな成長を期待している」と激励し、選手たちが決意を新たにした。
 エントランスでの式の様子を放送部が撮影し、高校1、2年生と中学生の計約1100人が見守る各教室へリアルタイムで流した。選手は名前が呼ばれるとビデオカメラに向かってガッツポーズをして入場。県高野連の山口千樹会長が河村恵太主将に選抜旗を授与した。
 山口会長は「一球一球に無心に取り組み、見ている人に長崎県の高校生はこんなにすてきなんだ、爽やかなんだと思ってもらえるようなプレーを」とエール。大久保潔重市長が「諫早市民の誇り。思う存分、甲子園で暴れてきてほしい」と述べ、河村主将は「最高の準備をして臨みたい。応援よろしくお願いします」と言葉に力を込めた。
 最後に高校生徒会の小川幸志郎会長が「選手の頑張りにはいつも感動をもらっている。まさに感動日大。私たちは活躍を力いっぱい応援する」とあいさつし、吹奏楽部が校歌を演奏。春舞台へ選手たちの背中を押した。
 23年ぶり3度目出場のチームは大会第2日の1回戦第2試合(19日11時30分)で京都国際と対戦する。


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