春の卒業シーズンを迎え、式典会場を華やかに彩るサイネリアの出荷が県内で始まった。
小山市下国府塚(しもこうつか)の「とのつか花園」では約1千平方メートルのビニールハウス内で約5千鉢を栽培。ピンクや紫、青など鮮やかな色彩に咲きそろった鉢が出番を待つように所狭しと並ぶ。今年は県南地区の幼稚園や小中学校に約400鉢を納品するという。
6日も葉の摘み取りなどの作業が続けられ、同園の戸野塚和俊(とのつかかずとし)代表(48)は「花をめでながら、穏やかな気持ちで卒業生を見送っていただければ」と願っていた。
出荷作業は20日まで続くという。