奥野壮、今秋公開映画『斜陽』で破滅していく難役に挑戦!

俳優の奥野壮が、映画「鳩のごとく蛇のごとく 斜陽」(2022年秋公開予定・主演・宮本茉由)に出演する。作家太宰治の代表作といわれる作品で、映画初出演にして初主演の宮本茉由が演じる主人公・島崎かず子の弟・直治という役どころ。

太宰治自身を投影した無頼な生活を続ける売れっ子作家・上原二郎 を尊敬し小説家を目指す好青年だが、自身の体に流れる貴族の血に抗いながら麻薬と酒に 逃げて破滅していくという難役に挑む。

原作者太宰治に対して「女性にだらしなく・・・でも文学の才能がある方というイメージを 持っています。今回監督からは、それぞれの役柄に太宰を投影しているとお話を聞きました。原作も読みこみ、自分の中で人物像を理解して演じています」と話す。

今作の出演が決まって「小栗旬さんが出演されていて以前公開された映画・人間失格を見直しました」と話し、「自分なりに当時、どんな口調で会話していたのか想像しながら演技に結び付けています」と意気込む。古い時代の役柄を演じるのは、実は楽しいと話し、「僕自身、洋服が大好きなのでその時代をなぞるのは興味があります。今日着ているスーツも現代のスーツとは生地などが全然違いますし。その時代を生きる人になりきれるのは新鮮で本当に楽しいです」と語り、「直治の悩ましく、葛藤しながらもみんなに必死にすがりつこうという生き方を是非みていただきたいです」と見どころを挙げた。

今後は「今まで演じたことがないボクシング作品や幼いころから僕自身ずっと習っていたクラッシックバレエ、ダンスなどの作品にも出演したい」と夢を語った。今作は、宮本茉由主演で今秋公開予定となる。

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